ついに次回12月28日に結審! 判決言い渡し日も確定 CG児童ポルノ裁判第11回公判

<検察官の質問が終わり休憩。続いて弁護団からの質問。山口貴士弁護士が立ち上がる>

山口「検察がいろいろ組み合わせてCGをつくったんじゃないかというが、裸の写真を組み合わせて参考にしていましたか」

被告「いいえ」

山口「何を参考にしましたか」

被告「ポーズモデル集や、粘土模型、自分でつくった3Dモデル。自分の手など参考にできるものはみんな使いました」

山口「そういう組み合わせをすれば、CG画像になる」

被告「いいえ」

山口「じゃあ、参考にするとは」

被告「イメージを肉付けするためです」

山口「イラストの少女が実在していたとして、何歳かわかりますか」

被告「わかりません」

山口「自分のイラストが18歳未満だとして、肉体のどこが矛盾しているかわかりますか」

被告「はい」

山口「どこでしょう」

被告「筋肉の発達、頭部の比率、骨格などです」

山口「筋肉などが矛盾していなくても、18歳未満といえますか」

被告「いいえ、絵に描かれたものに年齢はありません」

山口「そもそも、写真を見て年齢をわかりますか」

被告「わかりません」

山口「検察官の質問に、どういう知見で答えていますか」

被告「筋肉の発達具合や、自分の知識である程度の判断をしていました」

山口「(画像を示す)このCGは何歳ですか」

被告「わかりません」

山口「18歳未満と矛盾することは」

被告「胸から下の筋肉の割れ方。骨盤、大腿部の発達具合、乳房の大きさです」

<いくつかの画像が示され、CGでは年齢はわからないことが質問を通じて主張されていく。続いて壇俊光弁護士が質問に立つ>

「作成過程が、ある程度は調書になっていますね」

被告「はい」

「写し絵がどうこうとは書いてもらえましたか」

被告「いいえ」

「写真の女性は何歳かは」

被告「いいえ」

「これは、些末な話か重要な話か」

被告「重要です」

「重要な部分は調書にできていますか」

被告「いません」

「『聖少女伝説』を販売する時に、どういう趣旨でCGという言葉を用いましたか」

被告「販売サイトのカテゴリに従ったのだと思います」

「(販売サイトの画面のプリントアウトを示す)カテゴリーとしては、CG集ですよね」

被告「イラスト集という言葉はアナログで書いたものだと……抵抗はあったがカテゴリー上の規則に従った」

「すると積極的にCGとはいっていない」

被告「はい」

<検察官による補充の質問を経て裁判官からの質問へ移る>

堀内健太郎裁判官「非表示のレイヤーをファイルの中に入れているのはなぜですか」

被告「削除してもよいが、貧乏性なのか、残しておいて履歴のように使えないかと思って残していました」

堀内「参考にしたものは、すべてレイヤーに残すようにしていた」

被告「いいえ、参考にしていないものもあります」

堀内「レイヤーに書き込む理由といてPhotoshopの利点といっていましたが」

被告「反転させる機能を使えることなどです。例えば、反転させることでデッサンの狂いを調べることができる。紙に書いた場合でも、透かして見て狂いがないか見るのです」

堀内「いくつか複数の写真を切り貼りしたレイヤーがありますね。下書きの後で、プロポーションを確認するために……ということですが、描く前に切り貼りしない理由は」

被告「先に切り貼りしたら、そのイメージに引っ張られてしまう。頭の中でもイメージが狂ってしまうので、線が固まるまでは、そんなことはしません」

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