ついに次回12月28日に結審! 判決言い渡し日も確定 CG児童ポルノ裁判第11回公判

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 11月16日、CG児童ポルノ裁判は午前9時40分に開廷した。この日も前回に引き続き検察からの被告人質問が続く。

 検察官から被告人に対する質問は、容疑とされるCG画像と、Photoshopのレイヤー画像を示し被写体の名前を知っているか。年齢を認識しているか。そして、スキャンなどで取り込んだ画像をトレースしたという物語に沿って言質を引き出そうというもの。ただただ単調な質問が延々と続いていく。

 昼休憩を挟んでCG画像に関する質問は、15時15分にようやく終了。さらに、検察官はメロンブックスでダウンロード販売した際に18歳未満を描いていると認識していたという言質を取ろうとする質問を繰り返していく。

 続く弁護人質問は、延々と続いた検察側の質問を否定する回答を被告人から次々と引き出していく。双方の質問の終了後、裁判官からも質問が行われすべての質問が終了した。

 今回の公判でのポイントは、被告人が制作しメロンブックスのダウンロード販売サイトを通じて販売された『聖少女伝説』『聖少女伝説2』を18歳未満の児童を描いたCG画像であると認識していたか否かということ。これまでのCG画像に対する検察官からの質問に対して被告人は、制作の参考に利用した写真に記された被写体の氏名と年齢程度しか認識がないこと。さらに、写真はあくまで参考であり、ポーズモデル集や粘度模型、自作の3Dモデリングや自分の身体などを参考にし理想の人体を描こうとしたものであること。18歳未満を描こうという意識はなく、そもそも実在しない人体の年齢などわからないことを質問を通じて改めて主張した。

 また、ダウンロード販売の際に実在のモデルを再現した等々の売り文句があったことについては「似ているといわれたので、そういうものかと思った」「販売に際して、そのことを利用した」「そもそも自分の作品は絵画でありCGだとも認識していない」ということを主張した。

 公判は、時間を超過し17時30分まで実施。午前中から人数は少なく、なにか本題とは違うものを求める傍聴マニアが幾度も出入りするが、すべてを通して傍聴したのは5名ほどであった。傍聴席後方に座っていた取り調べにあたった警察官は硬い表情で公判を傍聴し続けていた。

 公判の最後に裁判官からの提案で今後の進行予定も決定。12月28日午後9時50分より、論告求刑と弁論を実施。3月15日午後が判決と決まった。

 いよいよクライマックスの近づいたCG児童ポルノ裁判。とはいえ年末に論告求刑弁論が決まったことで、弁護団も被告もちょっとうんざりといった表情であった。なお、検察がどの程度の求刑をしてくるか弁護団の山口貴士弁護士に尋ねたところ「死刑じゃないかな……」とのことであった。

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