北米NES公式ソフト687本をコンプリートするロードムービー“任天堂クエスト”が話題に

1511_nintendo.jpg『Nintendo Quest』公式サイトより。

 ビデオゲームをモチーフにしたドキュメンタリー映画が話題のようだ。タイトルは『Nintendo Quest(ニンテンドークエスト)』。かつて北米で販売されたファミコンの公式ソフト687本を今の時代になって集めようという企画のロードムービーだ。

■687本のNESソフトを30日間かけて集める旅

 任天堂のファミコンは外観やスロット形状などを変えたNES (Nintendo Entertainment System)としてアメリカで1985年に発売された。『スーパーマリオブラザーズ』や『ドンキーコング』などの大ヒットもあり多くの子どもたちを熱狂させて今日の家庭用ビデオゲームの礎を築いたとも言えるファミコンだが、北米で発売された公式ゲームソフトは687本にのぼるという。ちなみに日本ではディスクシステムを含めて1250本ほどがリリースされたといわれている。

 そしてこの687本のNESソフトを30日間かけて集めようとドライブの旅に出たのが、カナダ人ゲーマーのジェイ・バートレットとロブ・マッカラムだ。基本的に店舗やコレクターから購入して入手することが前提で、オンライン購入は無効にするという取り決めを定めた。

 南へ向けて旅を開始した2人は中古ゲームショップを次々に回りながらさっそく中古NESソフトを手あたり次第に購入するも、入手困難なものやプレミアがついて極端に高額なものがあることに否応なく気づかされることになる。そこで頼みの綱となるのがゲーム好きのコミュニティだ。レアなゲームを扱うショップや個人のゲームコレクターなどの情報を収集し接触、交渉を重ねコンプリート目指す旅の様子が綴られていく。

「この映画は人と人を結ぶ物語です。ビデオゲームを通じた思い出、友情、経験が人を結びつけるのです。今ではネットでボタンをクリックするだけで簡単にゲームが買えてしまいますが、昔のように仲間と一緒にゲームを買いに行く体験は長く続く友情を培います。この体験は間違いなく、買ったゲームを遊ぶのと同じくらい楽しいことなのです」とジェイは情報サイト「VICE」のインタビューで話している。80年代の少年の頃の日々を再び味わうことも旅のテーマのひとつのようだ。映画『Nintendo Quest』は現在「Vimeo」でオンライン配信されている(有料)。残念ながら今のところ日本語字幕はないようだが、12月からは別のプラットホームからも配信されることが予定されており、DVDのリリースも考えられているということだ。

ファミリーコンピュータ 本体

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