喫煙シーンの多さが波紋を呼ぶ『劇場版 MOZU』2週連続首位!! 気になる紀里谷和明のハリウッド進出作は!? 【週末映画興行成績】

1511_eiga_mozu_02.jpg『劇場版 MOZU』公式サイトより。

 11月14日~11月15日分の週末映画興行成績(興行通信社)が発表されたので、今週もオタク目線でお届け。

 動員約12万3,000人、興収約1億5,800万円をあげ、2週連続首位となったのは西島秀俊主演『劇場版 MOZU』。相変わらず“ダルマ”ことスキンヘッドたけしは強いわけだが、同作の見どころはそれだけではない。“和製ブルース・リー”とも言われる松坂桃李が、青髪の殺人鬼に挑戦しており、観た人からも「トーリのキレた演技が最高!」と絶賛されている。また、喫煙シーンの多さも話題を呼び、一部批判が上がっていることに対し、出演している伊勢谷友介がTwitter(@Iseya_Yusuke)で「映画の空気や、キャラクターのバックグラウンドを作る小道具捕まえて社会的な是非とか、本当に無駄だと思う。悪役の言葉使いが悪いとかと同じ範疇の話」と苦言を呈した。か、かっけー!! 元気玉ぶつけてやりましょう、伊勢谷さん。

 2位も先週と変わらず、動員約10万5,000人、興収約1億3,400万円をあげた生田斗真主演の『グラスホッパー』。こちらも殺し屋が多く登場する映画だが、殺し屋ってやっぱり受けがいいのだろうか。そういえば、出演する浅野忠信は、『殺し屋1』や『鮫肌男と桃尻女』といった殺し屋映画にも出ていた。どちらもマンガ原作なので、原作と映画見比べると面白いかも。石井克人監督『鮫肌~』のほうは、数少ない原作越えの映画だ。

 動員約8万7,400人、興収約1億1,300万円をあげ、初登場3位にランクインしたのは『コードネーム U.N.C.L.E.』。同作は、1960年代のイギリスの人気TVシリーズ『0011 ナポレオン・ソロ』をもとに、『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督が映画化したスパイ・サスペンスとなる。正直、ガイ・リッチーは『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』と『スナッチ』の初期2作以降パッとしないのだが、『コードネーム U.N.C.L.E.』に関しては、yahoo! 映画レビューも平均4.11点(11月17日現在)と高いし、期待してもいいのかも。ベッカムも出ているようだし。

 以下、すべて先週からキレイにワンランクダウンとなっており、4位は3D&IMAX 3Dでの上映により高い単価を維持する『エベレスト 3D』、5位『俺物語!!』、6位『映画 Go! プリンセスプリキュア Go! Go!! 豪華3本立て!!!』、7位『ギャラクシー街道』、8位『PAN -ネバーランド、夢のはじまり-』、9位『マイ・インターン』、10位『図書館戦争 THE LAST MISSION』と続く。

 なお『マイ・インターン』は、公開36日目で累計動員116万人、興収15億円を突破。シリーズものやリメイクなどを除く、完全オリジナル洋画として、今年最高成績になったとのこと。どうしても主演のアン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロに注目が集まりやすいが、何よりも素晴らしいのは監督のナンシー・マイヤーズ。女性の心が読めてしまう男性の物語、メル・ギブソン主演『ハート・オブ・ウーマン』や、おばさんのダイアン・キートンがかわいい『恋愛適齢期』、家を取り替えっこする『ホリデイ』など、この監督作品にハズレなし。「ラブコメディはちょっと……」と思っている男性にこそ“ぶっ刺さる”のでチェキ。

恋愛適齢期 [DVD]

恋愛適齢期 [DVD]

ダイアン・キートンの脱ぎアリ

喫煙シーンの多さが波紋を呼ぶ『劇場版 MOZU』2週連続首位!! 気になる紀里谷和明のハリウッド進出作は!? 【週末映画興行成績】のページです。おたぽるは、映画その他の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!