「だから簡単に決めて、この世界に入ってこないでほしい」 アイドル活動の裏の悲惨な学校生活【ステーション♪インタビュー後編】

――たしか、石川さんは、学校の授業中にクラスメイトが石川さんの名前を検索して、アイドル活動をしていることが周囲にバレたそうですね。

石川きなり(以下、石川) そうなんですよ。だから、クラスに限らず、全校生徒がみんな知っちゃったんです。でも、みんな応援してくれていて、卒業ライブも友だちがサプライズで来てくれたんです。しかも、男子も女子も、私のことを「きなりん」って呼ぶんですよ。みんなが「きなりん」と呼んでくれて、応援してくれていたので、すごく幸せでした。

――でも、やはり学校の勉強との両立は難しかったですか?

石川 テスト期間になると、テスト範囲の宿題がたくさん出て、ちゃんとやらなければならないので、大変でした。ライブの移動中を使って、単語帳をフル活用して勉強していました。

――南さんはいかがですか?

南寧々(以下、) 私、中学生のときはバドミントン部だったんです。中学2年生の後半からステーション♪の活動を始めましたが、そのちょっと前に3年生の先輩が引退して、次の部長に選ばれてしまって。そのときは、アイドルがどんなものだか知らなくて、試合のある土日のどちらかは休めるんじゃないかと思っていたんです。でも、最初のうちは土日も平日もレッスンがびっしり入ってしまい、部長なのに部活に行けなくなって、やむを得ず部活を辞めたんですよ。そうしたら、「部長に選ばれたくせに辞めるなよ」という無言のプレッシャーを感じるようになり、クラスメイトからもハブられるし……めっちゃ、暗黒の時代でした。

――……それは大変でしたね。

 でも、小学校から一緒の友だちが2人いて、その子たちは土日に遊べなくても「頑張ってね」と応援してくれていました。優しくて信頼できる友だちが応援してくれていたから、ほかは気にしなかったけれど、クラスメイトや部員との間には、すごく亀裂が入りましたね。

――勉強面で苦労したことはありましたか? 高校受験をされていますよね。

 高校に入ってからは、成績がグンと上がりました。この前も成績がクラスで1番だったんです。でも、中学生のときの成績は悪かったですね。高校受験も長期の休みをもらったのですが、目指していた公立高校は落ちちゃって。ステーション♪に行きづらくなりました(苦笑)。私立高校には入学できましたが、ちょっと申し訳なかったです。

――でも、高校に入ってからの成績アップはすごいと思いますよ。何か理由があるのですか?

 中学校の勉強のレベルは少し高かったのですが、高校はそこまで高くなく、私でも追いつけるくらいだったので、追いつきました! 高校は新たなスタートを切れるので、勉強を心機一転で頑張ろうというやる気がありました。アイドル活動も頑張るから、勉強も頑張るという感じですね。レベルが高くないからこそ、その中で油断しないで1番を取ろうと思ったんです。それまで、クラスでトップの成績になったことがないので、ここならいけるのではないかと思ったら、取れちゃった(笑)。

たまには地元に帰ろうかな

たまには地元に帰ろうかな

そう思いたくなるときもあるのかな

「だから簡単に決めて、この世界に入ってこないでほしい」 アイドル活動の裏の悲惨な学校生活【ステーション♪インタビュー後編】のページです。おたぽるは、インタビューアイドルアイドル&声優の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!