『うる星やつら』＆『らんま1/2』カップ麺発売!! スープの出汁はPちゃん!?「ラムちゃんなら激辛やろがー！」「らんまなら水やろがー！」

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『エースコック』リリースより。

　来月7日より、全国のコンビニやスーパーなどで、『うる星やつら』＆『らんま1/2』とタイアップしたカップ麺の発売が決定。麺には作者・高橋留美子氏のふるさと、新潟県産コシヒカリの米粉を練り込まれているとのことで、なんだか味には期待できそう。ただファンからは、どちらの商品に対しても突っ込む声が多数見られる。

　現在も『境界のRINNE』を「週刊少年サンデー」で連載中の高橋氏は、デビュー以来、同誌を支えていることでお馴染みのマンガ家。中でも根強い人気を誇るのが、『うる星やつら』と『らんま1/2』であり、登場するキャラクターをいまだ、たびたび目にする。『うる星やつら』に関しては、連載終了からすでに30年近く経つというのに、先頃ヒロイン・ラムちゃんの「等身大フィギュアが数量限定で発売決定」と報じられ、「ウゲハァ～」とファンを喜ばせたばかり。時代は流れ、いくらでもキャラクターは登場しているというのに、マドンナであり続けるなんて「天晴れ」の一言である。

　来月、豚コックさんのロゴがかわいい、大手食品メーカー・エースコックから発売予定のカップ麺は『うる星やつら』＆『らんま1/2』をフィーチャー。

　ひとつは、チキンをベースに魚醤や煮干の旨みを加えた味わい深い醤油味スープ、焼豚・メンマ・玉ねぎ・ねぎというかやく、滑らかで歯切れのいい麺が味わえる「うる星やつら あっさり醤油ラーメン 高橋留美子ふるさとの味わい」。もうひとつは、数種類のポーク（豚）エキスを使用し、ガーリックやオニオンなどの香味野菜の旨みを加えた濃厚な味噌スープ、シャキシャキとした食感のいいキャベツ・もやし・肉そぼろ・ねぎ・唐辛子というかやく、弾力と滑らかさを併せ持った太麺が堪能できる「らんま1/2 濃厚味噌ラーメン 高橋留美子ふるさとの味わい」。どちらも、高橋氏のふるさと・新潟市で愛され続けるご当地ラーメンを再現しているらしく、発売が待たれる。

　しかし、ファンから上がるのは「早く食べたい」「爆買い必至だ！」といった声ではなく、商品への突っ込みが多い。『うる星やつら』のほうには、「ラムちゃんなら、くちびるが腫れ上がるくらい激辛でないと」「やっぱり激辛ラーメンじゃないと。トッピングにタバスコかハラペーニョを付けるとか」「うる星なら激辛やろがー！ド素人め！」という、辛さを求める声。これは原作のラムちゃんの手料理が、激辛でお馴染みだから。ちなみに、以前「マイク・ポップコーン」で知られるフリトレーが、セブンイレブン限定で「うる星やつら 激辛コーンスナック」という商品を発売した際は、「作ったやつ、絶対ファンだろ」と喜ばせた。

　一方、『らんま1/2』のほうに対しては「らんまはお湯でも水（冷やし）でも食べられたらいいのに」「水をかけないとダメかな？」「お湯をかければいいの!?　水をかければいいの!?」という声が上がった。同作といえば、水をかぶると赤毛の女の子になってしまう乱馬が主人公の物語。お湯をかぶると元（男）に戻ることを考慮すると、蓋を開けた段階では女の子ということか。

　また、水やお湯以外には「豚と聞くと『大丈夫かな、Pちゃん』と心配になる」「豚の旨味のらんま麺……Pちゃんで出汁を取ったのかよ」「豚の旨味って、まさかPちゃん!?」「よかった。黒豚じゃなくて」という声も多い。こちらはバンダナ＆番傘がトレードマークのキャラクター・響良牙が、黒豚・Pちゃん（シャルロット）になってしまうことによるもの。ファンとしてはかわいいPちゃんが、出汁として使われているかと思うと気が気でないのだろう。

　2006年には、米どころ新潟ということで、高橋氏の『めぞん一刻』ラベルの日本酒が2,000本限定で発売されている。また好評を受けてか、12年にも響子さん白無垢姿がデザインされた大吟醸が登場した。ふるさとを盛り上げ続けるステキなマンガ家・高橋氏。日本酒、カップ麺と来て、次は何を展開するのかを楽しみにしたい。
（雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は小学館）