松本零士が描いてくれる「メーテル&鉄郎とスリーショット」が200万円は高い? 安い? 新宿伊勢丹の福袋が話題に

1511_matsumoto.jpg『松本零士オフィシャルサイト』より。

 11日、東京・三越日本橋本店で、『三越日本橋本店・三越銀座店・伊勢丹新宿本店 2016年福袋 お披露目会』が行われ、新宿伊勢丹本店の目玉として、『漫画家松本零士に肖像画を描いてもらえる福袋』を1名限定で201万6,000円で売り出すことを発表。肖像画には松本の代表作『銀河鉄道999』に登場するメーテルや鉄郎も一緒に描かれ、さらに松本の自宅兼アトリエ訪問を訪問できる権利も付いてくる。

 これには「松本先生に肖像画を描いてもらえるなんて家宝物」と歓喜の声を上げるファンがいる一方で、「200万て、高すぎじゃないか?」「鳥山明や尾田栄一郎だったらアリかもしれないけど……」など、ネット上では200万円という高価格に疑問の声も上がっているようだ。

「毎年この時期になると話題になる各デパートの福袋。三越日本橋本店が発表した、磯野家の茶の間でサザエさん一家と並ぶ姿を描いてもらえる『サザエさん一家とセル画で共演』の権利が1名限定27万円で売り出されたことも話題になりましたが、今回最も話題となったのは『漫画家松本零士に肖像画を描いてもらえる福袋』だったようですね。松本といえば、『銀河鉄道999』や『宇宙戦艦ヤマト』など、SF漫画の巨匠として知られ、世界中にコアなファンがいますから、一般人には高すぎるとも思える200万円という高額でも、喜んで払うファンは少なくないのではないでしょうか」(芸能関係者)

 独特の世界観でファンを魅了する松本作品だが、謎を残したまま最終話を迎えたり、最終話に辿り着く前に中断したりと、“やり逃げ”作品が多いことでも有名だ。

「松本が長編漫画を中途半端に終わらせていることは有名な話で、代表作である『銀河鉄道999』ですら未完状態。掲載雑誌が休刊になるなど、松本の責任とはいえない場合もあるのですが、伏線を張りまくった結果、収束できずに終わってしまうこともしばしばで、連載を読み続けたファンからするとモヤモヤが拭えないことが多いようです。また、松本といえば、『宇宙戦艦ヤマト』の著作権を巡る裁判や、槇原敬之がCHEMISTRYに提供した楽曲『約束の場所』が、『銀河鉄道999』の作中のセリフの盗用だと非難したことで裁判沙汰となるなど、法廷トラブルが尽きないことでもファンを焼きもきさせているようです」(同)

 松本は今年で77歳と高齢なだけに、果たして『銀河鉄道999』は無事に完結を迎えるのか、ファンは心配で仕方がないようだ。

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メーテルみたいな女性が理想でした。

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