引退の山本昌「巨人・松井秀喜は“カモ”だった」……今だから明かせる好敵手たち

「確か清原くんが故障明けで出てきた時も僕からホームラン打ったんですけど、まさにワンバウンドしそうなボールをライト方向に持っていってね。あの時の東京ドームの割れんばかりの歓声は今でも忘れないですね」と懐かしそうに話した。

「逆にカモだったのは清水(隆行=巨人、西武)くん。彼自身が『入団して6年間、山本さんからヒットを打てませんでした』と言っていましたからね。あと、稲葉(篤紀=ヤクルト、日本ハム)くんからも打たれていないですね。それから桧山(進次郎=阪神)くん。左バッターにはあまり打たれた記憶はないですね」と自ら分析。

yamamotomasa1112_main3.jpgマイクの持ち方もチャーミング

 球団別では阪神と巨人が得意だったようで「阪神にはあんなに勝ったのに阪神ファンには好かれていた」とニヤニヤ。「阪神や巨人にはもう血眼になって向かっていったんです。よく勝たしてもらいました。でも阪神ファンには本当に親しくしてもらって、これといったヤジも受けなかった。今度は僕が阪神を応援しようと思っています」と山本氏。

 最後に勝負の世界を離れて生活は変わったかと問われると、「だいぶ変わりました」と即答。「変な緊張感のある場面に、たくさん立つようになりました。今日とかね」とまだタレント業や評論家業には慣れていない様子。「野球の緊張感というのは32年やりましたからね。慣れています。確かにマウンドに立つ前はすごく緊張して、『ナゴヤドームの電源切ったろうかな』って思う時もありましたよ。でも最近は違う緊張感です。まあ、人生いつまでも勉強なんでしょうね」と話していた。
(取材・文=名鹿祥史)

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