ソシャゲの勢いに陰り? 『まどマギ』『青エク』などの版権を持つネクストリーが破産【ざっくりゲームニュース】

2015.11.12

――毎日発表されたゲーム関連情報の中から、注目のネタをまとめてピックアップ。ざっくりわかるゲームニュース!

株式会社ネクストリー公式サイトより。

 株式会社東京商工リサーチは今週11日、スマホ向けソーシャルゲームの企画や開発、運営を行っていた株式会社ネクストリーが破産開始決定したと報じた。ネクストリーといえば、所有する『魔法少女まどか☆マギカ』や『青の祓魔師』といった人気アニメおよびコミックの版権を活かして、ソーシャルゲームを手がけていたメーカーだ。これまで「Mobage」や「Gree」などの大手プラットフォームでゲームを提供していたが、近年はヒット作に恵まれておらず、開発負担から資金繰りが悪化。今年9月には預金が差し押さえられたことで立ち行かなくなり、事業継続を断念せざるをえなかったようだ。なお関連会社であるALITO株式会社、株式会社eエージェントもネクストリーに連なるかたちとなった。近年のゲーム不況の中、唯一気を吐いていたソーシャルゲームだが、そろそろその勢いにも陰りが出てきたのだろうか。

 次に、任天堂株式会社は公式Twitter(@Nintendo)にて、今週13日の午前7時よりプレゼンテーション番組「Nintendo Direct」を放送すると告知した。今回の放送では、来年春にリリース予定のWii Uおよびニンテンドー3DS向けタイトルの情報を中心に発表するようで、次世代ハード「NX」やスマートデバイス向けゲームアプリの新情報は公開されないという。また、今年7月に亡くなった岩田聡に代わって、4月の放送で生前の岩田氏から「直接」プレゼン担当への任命と直接伝承の儀を受けた、任天堂広報室の森本英機がプレゼンを行うとのこと。なお、この「Nintendo Direct」の告知ツイートには、番組復活への喜びや森本氏への激励のリプライが多く見受けられた。

 最後は株式会社スクウェア・エニックスが、音楽アルバム『FINAL FANTASY XI ヴァナ・ディールの贈り物~故郷を称えて、冒険の想い出~』をリリースしたというニュース。公式サイトによると、本アルバムには冒険者からコーラスを募集したエンディング曲「ヴァナ・ディールの星唄 -Rhapsodies of Vana’diel」をはじめ、これまでのアルバムに収録されていない楽曲を全曲完全収録。また新たな音楽メディアである「Blu-ray Disc Music」を採用しており、ヴァナ・ディールの美しい風景を楽しみながら、ハイレゾ音源で収録された楽曲が楽しめるという。さらに、ディスク内に新規収録楽曲のmp3圧縮データを同梱しているほか、ゲーム内でアイテムを入手できる特典コードも付属するなど、かなりの豪華仕様だ。肝心の『FFXI』ゲーム本編だが、最終章「ヴァナ・ディールの星唄」が実装され、いよいよ感動のフィナーレを迎えようとしている。少し気が早いかもしれないが、いつか思い出を振り返る時のために、このアルバムを手に取ってみてはいかがだろうか?

■今回紹介したゲーム情報関連の公式サイト・参考サイトは以下より。
・株式会社ネクストリーの破産開始決定報道
http://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/20151111_03.html
・Nintendo Direct 2015.11.13
http://www.nintendo.co.jp/nintendo_direct/20151113/index.html
・『FINAL FANTASY XI ヴァナ・ディールの贈り物~故郷を称えて、冒険の想い出~』公式サイト
http://www.square-enix.co.jp/music/sem/page/ff11/Vanadiel/

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