『学校へ行こう! 2015』は大好評だが……V6“感動推し”の裏にあった不仲の歴史

1511_V6.jpg「V6 20周年記念サイト」より。

 11月3日に放送された『学校へ行こう! 2015』(TBS系)が、平均17.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という高視聴率を叩きだした。番組では名物出演者たちのその後が紹介され、7年ぶりの放送は、終始感動モードで進んだ。

 V6は今年デビュー20周年を迎える。『学校へ行こう!』復活に先駆けて、『24時間テレビ:愛は地球を救う』(日本テレビ系)ではメインパーソナリティーを務めた。さらに、12月には『ラジオ・チャリティー・ミュージックソン』(ニッポン放送系)への出演も控えている。同番組は、音の出る信号機の普及を目指して募金を集めるチャリティ番組であり、『24時間テレビ』のラジオ版といえる。今年のV6はなぜこうも“感動推し”なのだろうか。

「一番には今年が活動20周年というのがあるでしょう。さらに彼らが活動を開始した1995年は阪神・淡路大震災のあった年であり、97年からはTOKIO、KinKi KidsとともにJ-FRIENDSを結成しチャリティライブを行い、これは2003年まで続けています。さらにヒット曲の『愛なんだ』『WAになっておどろう』などで知られる通り、もともとヒューマンな楽曲が多いグループでもありますね」(業界関係者)

 V6結成は、1994年にスタートのバレーボールリーグ「Vリーグ」を応援するグループとしてはじまった。このネーミングセンスは明らかに前年度発足したプロサッカーリーグの「Jリーグ」を意識したものだ。しかし、バレーボールの完全プロ化は達成されなかった。そのせいではないが、V6とバレーボールの関係もうやむやとなる。

「何より、V6自体が急ごしらえのグループだったとも言えます。年長者の“20th Century”はいわばデビューの機会を逃してしまったメンバーであり、“Coming Century”も、森田、三宅はもともとジャニーズにいたメンバーですが、岡田准一は『元気が出るテレビ』の『ジャニーズ予備校』の合格者から“横入り”した形です。グループとしてのコンセプトやまとまりがないまま、見切り発車としてスタートしたようなものです」(同)

 回顧的なインタビューでは、結成当初は、メンバー間の仲も悪かったようだ。特に、2つのグループの世代間格差が激しかったという。V6の“感動推し”にある“キズナ”“仲間”“まとまり”といったキーワードは、何よりV6自身が必要とするものだったのだろう。
(文=平田宏利)

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20年経って、今はどんな関係なんですかね

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