邪心が憑依しておる…中国版『名探偵コナン』の「魔太郎っぽい」 等身大フィギュアが不気味すぎ!!

邪心が憑依しておる…中国版『名探偵コナン』の「魔太郎っぽい」 等身大フィギュアが不気味すぎ!!の画像1『game.huanqiu.com』より。

 今年4月に公開され、興行収入約45億円近くを叩き出した劇場版19弾『名探偵コナン 業火の向日葵』。日本ではすでにレンタルも開始された同作が、先月23日から中国で公開されたとのこと。日本のアニメが海を渡るのは嬉しいことだが、その宣伝のために作られた、主人公・江戸川コナンをはじめとしたキャラクターの等身大フィギュアが、「あまりに不気味」と話題を呼んでいる。

「江戸川コナン……探偵さ」「真実はいつもひとつ」「せやかて工藤」など、お馴染みのフレーズでファンを魅了し続けるTVアニメ『名探偵コナン』(よみうりテレビ・日本テレビ系)。先頃、来年公開となる劇場版20弾が「黒ずくめの組織との直接対決!」と報じられ、「遂に来たか」「阿笠博士の正体明かされる?」などファンを喜ばせたが、実は第19弾が中国でアツい。

 ゴッホの名画「ひまわり」を巡る『名探偵コナン 業火の向日葵』は、シリーズ初の“アートミステリー”という位置づけ(たぶん『ダ・ヴィンチ・コード』とかもそう)。中国の前に韓国で封切られた際は、あたかも『名探偵コナン』がMade in KOREAかのように編集されて物議を醸したが、中国ではそういった編集は見られず、字幕・吹き替えが選べるファンに嬉しい上映となったようだ。ところが、映画自体に何もなかったかと思えば、宣伝用のフィギュアがおかしなことに……。

 コナンくん、歩美ちゃん、光彦、灰原という、元太を除く少年探偵団の面々の等身大フィギュア(元太ら、他のキャラクターが作られているかどうかは不明)。「技術が進歩したこの時代に、逆に作るの難しいだろ」と思ってしまうほどにクオリティが低い。見た人からも「ヒエ」「ほんと怖い」「顔色悪いな」「何これ、呪われそう」「悪魔に魂でも売ったのか?」「こいつ犯人だろ」「中国のクオリティーの低さに噴いた」「俺の腹筋が消えた」「じわる」など、恐怖に慄く声や笑う声が上がっている。

 また、「『AKIRA』の超能力使う子ども」「『妖怪人間』のベロかよ」「つげ義春の絵みたい」「水木しげるっぽい」「浦見魔太郎(魔太郎がくる!!)だろ」「『シンプソンズ』みたい」「ゲゲゲのコナンくん」といった、他の作品を連想する人も多い。

 さらに、「邪神がついてないか?」「邪神フィギュア並みに酷い」「なんかその辺の遊園地向けに邪神製作してる工場に、丸投げした感がステキ」という指摘も。

 クオリティが低く、微妙な雰囲気が漂うトンデモフィギュア、通称“邪神”。これは、2004年に発売されたプレイステーション2用ソフト『ゼノサーガ エピソードII[善悪の彼岸]』(ナムコ)の限定プレミアムBOXに同梱された、人型アンドロイド「KOS-MOS」のフィギュアの禍々しさから“邪神モッコス”と崇められたことに端を発する。技術の進歩に伴い“邪神”は減りつつあるが、たまに姿を現し、一部マニアを興奮させている。最近では「月刊進撃の巨人 公式フィギュアコレクション」(講談社/全12巻)のVol.1「エレン・イェーガー」で、顔の歪みが見られるものが発掘され、ドキドキさせた。

 今回の“邪神”少年探偵団。是非とも日本に逆輸入していただきたい代物である。

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