「お前ががんばれよ!」『H×H』がまったく再開されない冨樫義博、ハンター激似作品を応援で物議が…

1511_togashiobi.jpg『少年ジャンプ+』公式サイトより。

 同時期に連載開始となった『ROOKIES』や『ホイッスル!』がとうの昔に連載を終えたというのに、いまだ「週刊少年ジャンプ」で連載が続く『HUNTER×HUNTER』(以下、『H×H』)。言わずもがな、同作は休載が多いことで知られ、最新話(349話)「蟲毒」から、すでに1年以上休載している。腰痛を理由に休む作者・冨樫義博氏が、もはや何をしているのかすらわからない状態の中、ちょっとだけうれしい情報が舞い込んだ。それにより、ファンのオーラが滾ることに……。

 今年6月より、本格マンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」で連載が開始した第年秒氏の『群青のマグメル』。「見たこともないもないような自然 常識をはるかに超えた新種の生き物たち 世界を変えることすら可能な貴重な埋蔵鉱物 全てはとても神秘的で全てが無限の可能性を秘めていた」……魅せられた人のことをハンターとでも呼んじゃいますか!? と、入り口から『H×H』を思わせる『群青のマグメル』だが、物語もだいぶ『H×H』が薫る。

 極星零時支部主任・オーウェンスは、新世界への渡航を管理する特務課の新職員に似ているし、主人公・因又(インヨウ)が初めて能力を使うときの画がキルアの念能力っぽいし、もう是非読んでいただきたい。ハンター(読者)からも「結構好きだけど、回を増すごとにハンターに見えるようになってきた。描かない作者より描く作者のほうがありがたいけどね」「面白いなあ。ハンタの続き見てるみたいだわ」「読みたかったハンターの続きを描いてくれてるんだな」「このラモットも首領の1人だよね」「ユピーみたいなのが出てきたな」など、お墨つきだ。

 その『群青のマグメル』の単行本1巻が、今月4日に発売された。あろうことか、本家・冨樫氏のコメントが書かれた帯つきで……。

「つかみはバッチリ シビアもシッカリ 最後までガンバリ~」


 9月に『レディ・ジャスティス』が連載終了したときの、同作の作者・荻野ケン氏の巻末コメント「担当伝いに、あの冨樫先生から御褒めの御言葉を授かった…!必ず戻ってきます!<ケン>」以来の冨樫氏情報。しかも、『群青のマグメル』は人伝いではなく、本人の正式なコメントであり、お得意の犬のイラスト(自画像的なもの)&“オッサンだよ~”という直筆らしき文まで寄せられている。また、編集部が勝手に入れたであろう“冨樫義博絶賛!!”という煽り文句まで……。

 この情報をキャッチしたハンターからは、もちろん「お前ががんばれよ!」「早く仕事しろ」「いつになったら戻ってくるんだよ、冨樫」「最近見ないと思ったらマンガ評論やってんのか」「推薦してないで描けよ。100万歩譲って隔月でもいいから」「こいつ仮病してること忘れてるだろ」「『最後までガンバリ~』とか読者挑発してんだろ」「『最後までガンバリ~』とかどの口が言ってるんだよ」など、『H×H』を催促する声が上がった。

 しかし同時に、「自己申告しただけの<ケン>より、こっちのほうが上だな!」「冨樫公認になったか」「もう変わりにこいつに描いてもらえよ」「完全に後継者に指定やん。こっちがハンタ続編でいいよ」「冨樫が言うなら買うわ」と、急に『群青のマグメル』を推し始める声も。

 1年以上休んでおきながら、激似がウワサされる作品に堂々とコメントを寄せる冨樫氏。また、それにきちんと反応するハンターたち。連載再開しようものなら、お祭り騒ぎだね、こりゃ。冨樫氏に“天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)”的な念能力が備わればいいのに……。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社)

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