もう小さなお友達はいらない? プリリズのスピンオフ映画『KING OF PRISM by PrettyRhythm』の“全裸ボーイ”前売券が、完全にお姉さん向け

1511_seisou.jpg映画『KING OF PRISM by PrettyRhythm』公式サイトより。

 2010年に稼動開始した女児向けアーケードゲーム『プリティーリズム・ミニスカート』。プラスチック製のジュエリーを模したハート型のアイテム・プリズムストーンを使用し、アイドルのコーディネートを自分で決めることが出来るのが特徴のリズムゲームだ。

 このゲームのTVアニメ版として、11年から放送が開始された『プリティーリズム』シリーズ(テレビ東京系)。その第3期として、13年に放送された『プリティーリズム・レインボーライブ』に出てくる男子3人ユニット「Over The Rainbow」を主役に据えた、スピンオフ映画『KING OF PRISM by PrettyRhythm』の公開が、16年1月9日に決定した。その劇場前売鑑賞券を11月7日(土)より販売開始すると公式サイトで発表されたのだが、その内容にネット上でちょっとした騒ぎが起きているのだ。

 映画『KING OF PRISM by PrettyRhythm』は、「虹の先をこえてゆけ!」というキャッチコピーのもと、4年に一度開かれる「プリズムキングカップ」を舞台に、コウジ(CV:柿原徹也)、ヒロ(CV:前野智昭)、カヅキ(CV:増田俊樹)の3人の少年が新たな試練に挑む物語を描いていく。監督・脚本は菱田正和(脚本は青葉譲名義)、キャラクターデザインは松浦麻衣、制作はタツノコプロと、主要スタッフ陣はTVアニメ本編とほぼ同じ顔ぶれだ。

 小さなお友達から、大きなお友達まで人気の高い『プリティーリズム』シリーズのスピンオフということもあり、どういった層に向けた作品になるのかが気になるところだが、「ちっちゃい子向けではない」と菱田監督は明言している。それもあってか、なかなかの前売券商法を繰り出した。

 今回発表されたチケットは3種類。5枚綴りグループ前売鑑賞券「正装ver.」、5枚綴りグループ前売鑑賞券「もふもふマフラーver.」、そして通常前売鑑賞券だ。

「正装ver.」も「もふもふマフラーver.」も1枚絵イラストが使用されており、ファンの心情的には、1枚ずつに切り離しての使用がためらわれる仕様となっている。そして、ネット上の注目をさらったのが、「正装ver.」のビジュアルだ。

月明かりに照らされた美しいプリズムボーイ達。
薔薇が咲き乱れる神殿に正装で佇む彼らの雄姿をあなたの瞳に焼き付けてくださいね。


 公式サイトではこう説明されているが、はっきり言って全裸だ(もちろん、上手いこと大切なところは隠してはいるのだが!)。ネット上では「ヒロ様とルヰくんエロいから欲しい」「これ裸ですよね、ナイス!」「ずっと眺めていたい…」など、お姉さんたちが大喜びしている一方で、「私たちは何かを試されているのか…?」と、購入時や入場時に、店員にこのチケットを見せる試練に苦悩を吐露するファンも。

 ただ、イラストのインパクトで忘れがちだが、これらはチケット“5枚綴り”であり、すべて一般扱いのため7,500円もする。この価格設定には、「あー…成る程、綴り売り…」「五枚綴りはお値段キツイ」といった意見も出ている。また、「完全に子ども捨てたの?」という声も。

 アニメ映画では、『ガールズ&パンツァー劇場版』や『映画けいおん!』などでも5枚綴りを販売していたし、セット販売や綴り売り自体はよくある商法だ。また、女児向け作品では映画『アイカツ!ミュージックアワード』で、「みんなDE超盛りあがりまSHOW!セット」として、大人2枚と子ども1枚、そこにカードやタオルといった特典をプラスしたセットを5,800円にて発売していた。

 もともと『プリティーリズム』シリーズ自体は女児向けアニメだったはず。いくら“ちっちゃい子向けではない”とはいえ、『プリティーリズム・レインボーライブ』が好きだった子どもたちも観たいと思っているのではないだろうか。前売券のイラストに大喜びしているお姉さま方だけでなく、本来のターゲットであるべきの、小さなお友達も楽しめるストーリーになることを期待したい。

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