<各画像ごとに検察官は「わかっている人が見れば花咲まゆに見えるのではないか」という形で、モデルとCGの関連づけようと質問するが、被告はすべて否定する>
鈴木「画像4は誰ですか」
被告「沢井ゆみです」
鈴木「花咲まゆのデビュー当時の名前ですね」
被告「はい」
鈴木「取り込んでますね」
被告「はい」
鈴木「イメージするために、ほかの画像を見ますか」
被告「はい」
鈴木「どうして参考にするのか」
被告「描くときに不鮮明な部分の参考にするのです」
鈴木「取り込んだこともあるのですね」
被告「画像を簡単に組み合わせて、レイヤーの順序を調整したりします」
鈴木「いらない部分を消すこともあるのか」
被告「はい」
鈴木「組み合わせてどうするのか」
被告「イメージの参考にします」
鈴木「この画像は反転させているが、その理由は」
被告「イメージを頭の中で形成するためです」
鈴木「頭の中で反転させないのは」
被告「絵や写真は反転するとまったくイメージがわかないのでやってみないと、わかりません」
<ひとつのCGに十数分をかけながら質問が続く。検察官の質問は陰部の描き方にも及ぶ>
鈴木「性器はどうやって描いたか」
被告「想像で描きました」
鈴木「性器のレイヤーを取り込んではいないのか」
被告「いや、イメージのためには取り込んだものはあります」
鈴木「何に使ったか」
被告「背面からの立体感の回り込みに必要でした。具体的に描くには難しいので参考のために取り込んだことはあります」
<さらに、示された画像に対しても「少女に見えないか」と質問する検察側に弁護団が異議を挟む>
山口貴士弁護士「すみません。検察官は自分の前提を押しつけているのでは。18歳未満に見えるか見えないかではなく、わからないという選択もあるのでは」
鈴木「じゃあ、少女の肉体に見えますか」
被告「わかりません」
鈴木「その理由は」
被告「絵だから、年齢を想定して描いていないのです」
延々と続く検察側からの質問……でも立証できるのか? CG児童ポルノ裁判第八・九回公判のページです。おたぽるは、マンガ&ラノベ、出版業界事情、児童ポルノ法、CG制作、貧乳の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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