“イカ”の奮闘で任天堂5年ぶりの中間期黒字……でも、スマホゲー延期で株急落!「いわっちがいれば…」の声も

1510_nintendo.jpg

『Splatoon』公式サイトより。

 今月28日に任天堂が、来年3月期の第2四半期(2015年7~9月)決算を発表。純利益は前年同期比87%減の32億円と、大幅のマイナスながらも、中間期(4~9月)として5年ぶりの黒字となった。同発表を知った国内ゲーマーも、「黒字なら大丈夫だろ」と胸を撫で下ろした。  任天堂の中間期(4~9月)におけるニンテンドー3DSの状況は、Newニンテンドー3DS&Newニンテンドー3DS LLの新色展開などの販売を伸ばし、ニンテンドー3DS全体の販売台数は228万台となった。ソフトは『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』の販売本数が202万本のヒットになったほか、『ファイアーエンブレム if 白夜王国・暗黒王国』『ポケモン超不思議のダンジョン』、また海外では前期に発売した『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』などの定番タイトルが堅調に推移し、ソフト全体の販売本数は1,920万本に。  Wii Uは、9月に全世界で発売した『スーパーマリオメーカー』が188万本の好スタート。また、5月に発売した『スプラトゥーン』が242万本をヒットと貢献し、Wii Uの販売台数は119万台、ソフトの販売本数は1,237万本となった。  amiiboも、新たに販売したカード型が幸先のいいスタートを切り、フィギュア型も強い勢いを保った。  これらすべての結果、中間期の売上高は2,041億円、営業利益は89億円。また、受取利息などの営業外収益が75億円発生したことなどにより、経常利益は164億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は114億円となった。  5年ぶりに黒字と知ったゲーマーは「赤字脱却したのか」「全部黒字じゃねーか」「めっちゃ黒字だ!」「黒字だし、まずまず」「『マリオメーカー』売れてるから、さらに伸びるかもな」など、安堵したようだ。  ただ、当初年内としていた、初のスマートフォン向けゲーム『Miitomo(ミートモ)』のリリースが「来年3月にずれ込む」という発表もあってか、29日の東京株式市場で任天堂株が急落。君島達己社長は、「2017年3月末までに5タイトル程度のアプリをグローバルに展開する方針は変わらない」と強気な姿勢を見せているが、『Miitomo』に対しては「すげーつまんなそう」「コミュニケーションを売りにしたゲームは日本じゃ売れない」「これは流行らない。株価も暴落するんじゃないか」「いわっち(故・岩田聡氏)がいれば、こんなの即没なのに」といった声も上がっており、同社のスマートフォン用ゲームへの期待値は低そうだ。  三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)出身であり、ゲーム業界の人ではない君島氏に対し、不安の色は強い。中間期は黒字となったが、先月より君島氏に代わった任天堂は、年間を通じ業績を伸ばすことができるのか。『スーパーマリオメーカー』と“イカ”があれば、ひとまず年内は乗り切れそうな気もするが……。

“イカ”の奮闘で任天堂5年ぶりの中間期黒字……でも、スマホゲー延期で株急落!「いわっちがいれば…」の声ものページです。おたぽるは、騒動・話題ゲームの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!