マンガで観光PRのハズが自虐的過ぎて行きたくなった! 「高知×鳥取 まんが王国会議2015 in AKIBA」

「まんが王国とっとり」の建国にあたっては、税金10億円以上を投入するも集客に結びつかず、逆の意味で注目を集めた鳥取県。スタバがないから「すなば珈琲」ができたノリで自虐でPRしようという戦略なのか?

 対する高知県からは、ナウシカ役などで知られるベテラン声優・島本須美(高知市出身)が登壇。西原理恵子をはじめ高知県には出身マンガ家が多い話をしたかと思ったら「出身マンガ家が多いので、アニメ化の際にはぜひ使って欲しい」と、なぜか自己宣伝を。出身マンガ家として登壇した『ツルモク独身寮』(小学館)で知られる窪之内英策(高知市出身)は「マンガ家になろうと思ったきっかけは『ドラえもん』」と、まったく高知県に関係ないエピソードを語った上で「過疎化が激しい」など、やっぱり地域の特徴を自虐で攻めたのであった。

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 こうしたトークから明らかになってきたのは、とかく大都市圏からは旅行しにくい2つの県が、マンガ以上にネタに溢れる地域ではないかということ。リリースには「“まんが”がまた楽しく、そして、高知と鳥取がもっと大好きになるトークイベントを開催します」とあったが、機会があれば一度は訪れてみたくなる秘境感をそそったのは間違いないだろう。

 もはや全国あちこちにマンガやアニメの聖地が誕生し、作品の盛衰と共に一喜一憂している昨今。もはやコンテンツに頼るのではない、もう一歩先に進んでいる両県は、実はスゴイのではないかと思ったイベントであった。
(文=昼間たかし)

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