スマホ界に燦然と輝くスクエニの『ケイオスリングス』突如堕つ(乙)!!「サービス開始前に終了とか斬新」

「サービス開始前に終了とか斬新」 スマホ界に燦然と輝くスクエニの『ケイオスリングス』突如堕つ(乙)!!の画像1『ケイオスリングス』公式サイトより。

 2013年9月にスクウェア・エニックスが発表した、スマートフォン用ゲーム(以下、スマホゲー)『ケイオスリングス Σ(シグマ)』(以下、『シグマ』)が、突如として“開発中止”宣告。発売を「今か今か」と待ち続けるファンも見られた中での悲報に、ゲーマーからはさまざまな声が上がっている。

 2010年にiOS版、翌11年にAndroid版が登場した『ケイオスリングス』は、闘技場「アルカ・アレーナ」に召還され、殺し合うことを命じられた4組の男女ペアたちの死闘を描くRPG。それまでのスマホゲーRPGの常識であった「簡易なビジュアル・システム」を一新、重厚なグラフィックとサウンドを用い、物語も含め完成度の高い作品と支持された。

 その後11年に、同作に登場するオーガの1万年前の姿である“ヴィーグ”を主人公とした『ケイオスリング Ω(オメガ)』、12年にパーティメンバーの入れ替えが可能となった『ケイオスリングスII』、シリーズ最高峰の呼び声が高い『ケイオスリングスIII』が14年に発売。また、『ケイオスリングスIII』と同時に、プレイステーションVita用にシリーズ全作がセットになった『ケイオスリングスIII プリクエル・トリロジー』も発売された。

 そして、「東京ゲームショウ2013」でトレーラーを公開、発売を14年と決定し、ティザーサイトまで用意していた『シグマ』。今月16日にスクウェア・エニックスが、同作について以下のような発表をした。

「2013年9月のタイトル発表以降もご期待に応えるタイトルにすべく鋭意開発して参りましたが、諸般の事情により、開発の中止を正式決定いたしました」


 今年に入っても発売されない『シグマ』に対し、「っていうか、シグマはどうなったんだよ」「マジどうなったんだろうね」といった声が上がっていた状況での、突然の悲報。心待ちにしていたファンは、「シグマなんでや!」「スタッフたちの2年間は何だったんだ?」「これで終わってしまうの?」「Vitaへの移植は通用しなかったってこと?」「……ここで終わりなのか?……嫌だ……そんなの嫌だ。まだ諦めたくない……でも……もう、抗う手段がない」など、悲しみに打ちひしがれている。

 さらに、ファン以外からも「いつか終わるにしても早すぎるだろ」「やけに高評価だったはずだろ」「Vitaでも出てたじゃん」「ありゃりゃ残念」「スクエニRPG復興宣言したのにこれですか?スマホではまともなRPGだったのに」「サービス開始前に終了とか斬新」など、開発終了を不審に感じる声は多い。

 また、「つーか安藤辞めたの、これのせいだろ」「安藤、これでひと悶着あったんかな?」「ケイオスのプロデューサーだった安藤が、先月スクエニ辞めちゃったから、守る人間がいなくなったのも大きいな」「安藤辞めたし、続ける理由がないな」など、『ケイオスリングス』のプロデューサー・安藤武博氏の名を出す声も。

 今年3月31日付で、3期務めたスクウェア・エニックスの部長職を辞めてしまった安藤氏。辞めた理由について、「新しいものを作るためには、さまざまな行動を爆速で起こし、暴れなくてはならない。ただその場合、時代を先行しすぎて『頭がおかしい』と思われるものも含まれる。クレイジーにやるためには自由でなければならない。しかし、組織の長が頭おかしいというのも迷惑がかかる」といったことを語っている。内部での争いがあったかどうかは知る由もないが、安藤氏が考えていた『シグマ』は、時代の先を行きすぎていたのだろうか。

 今月15日に『星のドラゴンクエスト』、22日に『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』と、ビッグタイトルを立て続けに配信開始したスクウェア・エニックス。また、多くの人気声優を集結させた、冒険者育成RPG『ポップアップストーリー 魔法の本と聖樹の学園』の配信も予定しており、スマホゲーに力を注いでいるかのように感じる同社がなぜ、人気タイトルから退いてしまったのか。謎は深まるばかりだ。

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