アイドリング!!!にPaletなど…総勢40名のアイドルが織りなすアクション、演技に圧巻! 舞台『新・戦国降臨ガール』レポ

 主演の玉川来夢が演じる「シロ」は謎の多い少女。衣装や髪も白だが、玉川自身も「見た目からついた名前ではなく、どうしてシロなのかは、お芝居を観ていただくと分かります」と語っていたように、ストーリー全体を見て、なるほどと思うのが正解だろう。間違いなく物語を左右するキーパーソンなのだが、多くは話せないのが残念で仕方がない。

1510_arice_gene_02「シロ」役の玉川来夢。昨年主演の『戦国降臨ガール・R(リバース)』とは違った役柄での演技が光る。

 陸奥魔夜子役の仁藤萌乃は冒頭のシーンから、ハリのある声で「男っぽい」イメージ。ここしばらくはヒロイン役が多かったせいもあって、その雰囲気に驚きを感じた。殺陣も今回が初めてというのに板についている印象を受けた。特に眼帯で片目をふさいだ状態にもかかわらず、動きまわるのに不便を感じることはなかったそうだ。数々の舞台を踏んで確実に女優としての実力を付けて来ているのが分かる。今回、久しぶりに女性ばかりの舞台に立つことに対しても楽しんでいる様子がうかがえた。

 また、陸奥に常に着いて回る片倉雪役の平口みゆきは、今年アイドルグループpaletのリーダーとなったばかりで、AKIBAカルチャーズ劇場での定期公演をスタートするなど多忙な毎日を過ごす中、落ち着いた演技を見せていた。本人いわく、「片倉雪は普段の私と真逆です」と言うが、案外似ているところもあるんじゃないかと思わせた。終演後の質疑応答では、今回舞台に出演できることについて、「スタッフをはじめ、支えてくれる方々への感謝の気持ちを述べ、芝居を通して世界観を膨らませられるように頑張りたい」と意気込みを伝えていた。

1510_arice_gene_03陸奥魔夜子役の仁藤萌乃(左)と片倉雪役の平口みゆき。二人の掛け合いも見物。

 加藤智子は、今年上演されたアリスインプロジェクトの舞台『魔銃ドナー』で比較的大人しい役を演じていたが、今回の前田螢は真逆の役柄で、言ってみればムードメーカー的な存在。口調もガラッと変わっていて、加藤自身のふり幅の大きさには目を見張るものがあった。また、初めてとは思えない程の刀さばきで、殺陣も見事だった。陸奥魔夜子役の仁藤萌乃とも舞台中にアイコンタクトを取って、息の合った様子だった。

1510_arice_gene_04前田螢役の加藤智子。天真爛漫タイプの役を演じきっていた。

 真田澪役の小池美由は、昨年の『戦国降臨ガール・R(リバース)』にも出演している。今回も真田幸村を降臨するコールマスター役。真田幸村役の加藤紗耶香(特別出演)とも息がピッタリあっていて、降臨後の殺陣のシーンでは、見事にシンクロした動きを見せていた。また、場面ごとにシリアスな表情や、強気な面を見せるなど、舞台経験を生かして好演していた。

1510_arice_gene_05真田澪役の小池美由。

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