「本当に作れるの？」「5年はかかるな」　カプコン『デッドライジング』『デビル メイ クライ』最新作を計画中？

　今、カプコンの人気シリーズ『デッドライジング』『デビル メイ クライ』の新作が2016年に発売されるのではないかと、ゲームファンの中で噂になっている。

　先日、カプコンは会社概要や事業活動等についてまとめた「統合報告書2015」を公開した。報告書の「当社の過去 現在 未来を徹底検証」という項目では、カプコンの全体的な開発計画がハイライトされており、16年3月期以降に展開されるソフトの中に今の時点では最新作の情報がない『デッドライジングシリーズ』『デビル メイ クライシリーズ』の名前が明記されていたのだ。

『デッドライジング』は、06年にXbox 360で発売されたゾンビパラダイスアクション・オープンワールドゲーム。巨大なショッピングモールの中で、大量のゾンビや錯乱して危害を加えてくる人間などと戦いながら、救助のヘリが到着する72時間後まで生き残るというストーリーだ。自由度の高さに加え、画面内を埋め尽くすほどゾンビが出現するなど、同社の『バイオハザードシリーズ』とは一線を画したシステムとなっている。現在までにナンバリングタイトルは3作品発売されており、13年11月に発売された『デッドライジング3』以降は新作の情報がなかった。

『デビル メイ クライ』は、01年に発売されたスタイリッシュ・アクションゲーム。半人半魔のデビルハンター「ダンテ」を操り、かつて父が封じた、魔界の王の復活を阻止するというストーリー。銃や大剣などによる連続攻撃を、いかに“スタイリッシュ”に決められるかというコンセプトと、ダンテの魅力的なキャラクター性が相まって世界中で支持を得ている。今年6月に『デビル メイ クライ4』に追加要素を加えた『デビル メイ クライ4 special edition』が発売されているものの、先日発売された「電撃PlayStation」（KADOKAWA）が実施したアンケートで、プロデューサーの小林裕幸氏が「最新作の予定はない」と答えていたため、新作は絶望視されていた。

　今回の報告書に対する噂にネットでは、「DMC5ついにくるか」「今回の作品ラインナップで持ち直してほしい」などの期待の声が上がる一方で、「本当に作れるの？」といった不安の声、「5年はかかるな」「新作とは書いてないからHDリマスターとかだろ」などの否定的な声も多数見受けられた。

　現時点では噂止まりの『デッドライジング』『デビル メイ クライ』の最新作情報。ゲームファンとしては、この噂が現実のものになることを願うばかりだ。