8万円スマホに172万円フィギュア、下着、新幹線……あれ、「エヴァンゲリオン」って何屋さんでしたっけ?

1510_eva7.jpg『セブン-イレブン×エヴァンゲリオン キャンペーン』公式サイトより。

 20日にDAIGOと加藤夏希をゲストに迎えて、「エヴァンゲリオン スマートフォン(以下、エヴァスマホ)」の発表会が行われ、その中で等身大フィギュアの発売も発表された。エヴァスマホは365日変化する壁紙(描き下ろしは12種)と55種の音声・効果音(録り下ろしは34種で、レイ・アスカ・ミサト・ペンペン)、そして背面ボディに1号機が描かれ、ウィジェットのデザインも専用、さらに特製のケースがついてくるのが特徴。セブン-イレブンで限定発売され、お値段なんと8万4240円(税抜)。等身大フィギュアにいたっては172万8000円(税込)だ。

 ちなみに、エヴァスマホのベースは、シャープのAQUOS『SH-M02』。別モデルであれば約4万円で購入することが可能で、製品スペックとしては新作Androidの中で真ん中辺り。実機を触った人から、「案外もっさりしている」という声も出ている。まあ、購入するファンにとっては、スペックなど関係ないのかもしれないが、ファンたちからは「描き下ろし少ないな」「シンジくんとカヲルくんの声がないならいらない」「なんでペンペン?」といった反応が多く見られる。

 等身大フィギュアに関しても、秋山工房から2012年に発売されており、肝心のお値段は45万円(税込)。画像を見比べても126万円の差が「限定15体、シリアルナンバー付き」部分くらいしか見つけられない。……どちらもシンジくんがいないことには触れてはいけないのだろうか。ネット上でも反応が薄い上に、「エヴァの等身大フィギュア…クオリティー低いな」「魅力を感じない」などの酷評は出ているものの、「買う!」「ほしい!」という、ポジティブな反応はきわめて薄い。

 最近は下着メーカーの「PEACH JONE」とのコラボ(こちらもなぜかペンペンがいる!)や11月7日より運転の始まるエヴァンゲリオン新幹線、親子を意識した「はらこめし」の限定駅弁など、エヴァの情報サイト「エヴァ・インフォメーション」(http://www.eva-info.jp/)を見ても、コラボコラボのオンパレード。エヴァの本業はコラボか? と聞きたくなるレベルだ。

 その一方で、一番重要なはずの劇場用映画4部作のラストである『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』については、今年4月1日に公式サイトに載せた庵野秀明監督のコメント内に、「今しばらくの時間をいただければ、幸いです。」とあるだけで、制作進行状況や公開予定などはまったくの不明。そのコメント自体も、庵野氏が監督を務める映画『シン・ゴジラ』の製作発表に合わせて出したもの。来年夏公開予定である『シン・ゴジラ』の撮影もまだ終わっていないようで、ネット上ではエキストラ参加を呼びかけるツイートなどが確認できる状態であり、庵野監督は当分こちらにかかりきりだろう。

 一時期、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』は15年冬に公開予定、というウワサが流れたが、一体いつになったら新作が観られるのだろうか。コラボ屋「エヴァンゲリオン」の仕事を眺めつつ、期待せずに待ち続けたほうがよいのかもしれない。

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