『サイレーン』木村文乃は“女神”!? 苦境のフジテレビ「火10」枠を救うか

1510_siren.jpgTVドラマ『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』公式ページより。

 フジテレビの「火10」ドラマが苦境に立たされているが、木村文乃がその“女神”となりそうな気配だ。

 同枠のドラマは、4月期の『戦う!書店ガール』(渡辺麻友&稲森いずみ主演)が平均4.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と爆死。7月期の『HEAT』(AKIRA主演)は第6話で2.8%という超低視聴率を記録し、今世紀に放送された民放プライム帯(テレビ東京を除く)の“最低視聴率”を更新してしまった。平均は4.1%で、2クール連続で、禁断の5%割れを記録する低迷ぶり。

 絶対にコケられない10月期は、松坂桃李のプライム帯初主演となる『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』。その初回が10月20日に2時間スペシャルでオンエアされ、視聴率は12.9%とまずまずだった。『戦う!書店ガール』(6.2%)、『HEAT』(6.6%)の初回視聴率と比較すると、段違いで上々のスタートとなった。

 また、『サイレーン』は、裏のTBS系ドラマ『結婚式の前日に』(香里奈主演)の4.6%、NHK総合の『デザイナーベイビー』(黒木メイサ主演)の4.3%にトリプルスコアの大差をつけ、3つのドラマが視聴率戦争を繰り広げる「火10」を早くも制しそうな勢いだ。

『サイレーン』の舞台となっているのは、警視庁機動捜査隊(通称キソウ)で、主役の松坂はキソウの刑事・里見偲(しのぶ)役。ヒロインは同僚刑事であり、プライベートでは職場に内緒で同棲している木村文乃(猪熊夕貴役)。

 ドラマはしっかりしたつくりで、次々に起こる猟奇的な殺人事件の現場を松坂と木村のコンビが奔走。木村は主役の松坂の影が薄くなるほどのインパクトを残している。そして、その現場に必ず現れるのがキャバクラに勤める“謎の美女”である菜々緒(橘カラ役)で、惜しげもなく、シャワーシーン、下着姿を披露。菜々緒ファンならずとも、男性視聴者にとっては生唾ゴックンもので、同ドラマの大きな“売り”になりそうだ。

 木村の活躍で初回は好視聴率を弾き出し、今後の期待感も高く、ここ2クールの不振からは脱出できそうだ。木村といえば、同枠1月期の『銭の戦争』(草なぎ剛主演)にも、草なぎのクールな元婚約者役で出演。ヒロインは元AKB48の大島優子だったが、それを上回る存在感を発揮し、主役の草なぎを好アシスト。最終的に同ドラマは、同枠史上最高となる平均視聴率13.4%をマークするヒットとなったが、木村の貢献度は高かった。

 実は木村は同枠で昨年10月期に放送された『素敵な選TAXI』(竹野内豊主演)の第3話にもゲスト出演しているが、その回の12.6%は、同ドラマの最高視聴率となっており、同枠との相性は抜群なのだ。

 3クールぶりに同枠ドラマに出演し、好視聴率に導いた木村は、フジにとって、まさに“女神”といえそうだ。
(文=黒田五郎)

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