病理医マンガ『フラジャイル』TOKIO・長瀬智也主演でTVドラマ化も“フジテレビ惨敗枠”で大丈夫?

1510_fragile.jpgWebコミックサイト「モアイ」の『フラジャイル』試し読みより。

「月刊アフタヌーン」にて連載中の『フラジャイル ~病理医岸京一郎の所見~』(以下、『フラジャイル』/共に講談社)が、来年1月よりTVドラマ化されると発表。主演のTOKIO・長瀬智也に期待する声も上がるが、放送が“フジテレビ”という点に引っかかるファンもまた多い。

 病院で不幸にして亡くなった患者の死因、病態解析、治療効果などを検証し、今後の医療に生かすことを目的に行う病理医。患者との直接対面が少ないため、存在自体を知らない人も多い病理医という職業にスポットを当てたのが、原作・草水敏氏&マンガ・恵三朗氏の『フラジャイル』である。

 同作は、変人で俺様な病理医・岸京一郎(主人公)を中心とした医療マンガで、「今までの医療関係のマンガとは違った世界が垣間見える」「今までクローズアップされてない部分を取り上げた点と、それに読者を惹きつけさせる作りが秀逸」「膨大の資料の知識に縛られず、偏見を持たずに追究して結果を出す。すごい仕事です」など、高い評価を受ける作品だ。なお、今月23日には単行本4巻が刊行予定。

 ドラマ版の主人公を務めるのは、『ハンドク!!!』(TBS系)以来14年ぶりの医師役となる長瀬。さらに、フジテレビ系で長瀬が主演を務めるのは、「ひとりぼっちのハブラシ」のヒットが懐かしい、『ムコ殿』以来13年ぶりになるという。

 毒舌、偏屈、嫌われ者、スーツ姿という病理医・岸を、長瀬がどう演じるか楽しみにしている人は多く、「『ハンドク』面白かったし、こちらも期待」「阿部寛、長瀬智也、篠原涼子、小栗旬、山田孝之、堺雅人が出るドラマは、とりあえず1話目は観てみる」「長瀬のドラマにハズレなし」「長瀬はスーツ似合うから、いいんじゃないか」といった声が上がった。

 ただ一方で、「長瀬をもってしても、フジでは数字取れないだろうな」「いまどき、フジなんか観てる人いない」「フジのドラマの作りは本当に古い」「フジの時点で爆死」など、フジテレビでのドラマ化に心配の声も多い。

 また、「島に来れなくなるやんか」「島はどうすんだよ!」「長瀬がいない島なんて、国分しかいないTOKIOみたいなもんだ」など、『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)の人気企画「DASH島」での長瀬の登場機会が減ることを懸念するファンも見られた。

 『フラジャイル』の放送は、今季夏ドラマで全話平均視聴率5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)という衝撃的な大惨敗を喫した『リスクの神様』や、6.6%で主演・阿部サダヲの心が折れた『心がポキッとね』、7.7%と残念だった『残念な夫。』など、惨敗が続く水曜22時の「水10」枠。さらにチーフ演出も『リスクの神様』と同じ石川淳一氏と不安は尽きないが、フジテレビでは過去に『医龍』のような医療ドラマの成功例もある。

 まずは今後、共演者などの発表を待ちたいところだ。

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