「IGまで潰れたら、この国のヲタアニメやばいだろ…」 IG、2016年第1四半期プチ赤字も「だって攻殻つまんないもん」と妙に納得!?

1510_productionig.jpg『攻殻機動隊 新劇場版』公式サイトより。

 今月9日、アニメ制作会社・Production I.G.で知られる株式会社IGポートが、2016年5月期の第1四半期(6~8月)連結決算を発表。最終損益は約4,100万円の赤字となったのだが、アニメファンは「残当(残念だが当然)」と見る人が多いようだ。

 映像制作事業においては、劇場用アニメ『攻殻機動隊 新劇場版』『屍者の帝国』『進撃の巨人総集編 後編』『ハイキュー!! 総集編 前編・後編』、TVアニメ『フューチャーカード バディファイト100』『ToLOVEる -とらぶる- ダークネス 2nd』、さらにその他ゲーム用・CM用のアニメを制作。売上高は12億7,396万円(前年同期比8.7%増)だが、一部作品の制作期間が長期化したことにより、セグメント(区分)損失は2,632万円(前年同期617万円)になるという。

 出版事業においては、月刊誌「コミックガーデン」コミックス『あめつちだれかれそこかしこ』『椎名くんの鳥獣百科』、書籍『宇宙戦艦ヤマト2199 艦艇精密機械画集』などを刊行。売上高は1億5,662万円(前年同期比14.4%減)、セグメント損失は3,062万円(前年同期4,700万円)。なお、『魔法使いの嫁』『曇天に笑う』(すべてマッグガーデン)シリーズは販売好調だったとのこと。

 版権事業においては、『宇宙戦艦ヤマト2199』シリーズ、『サイコパス』シリーズ、『009 RE:CYBORG』『進撃の巨人』『ハイキュー!!』シリーズなどの二次利用による収益分配を計上。売上高は2億6,501万円(前年同期比46.3%増)、映像マスターの償却費が増加したことにより、セグメント利益は5,677万円(前年同期比44.4%減)。

 その他の事業においては、雑誌のイラストやキャラクターの商品化、ゲームや iPhone/iPod Touch向けアプリなどにより、売上高は8,121万円(前年同期比30.0%増)、セグメント利益は1,083万円(前年同期は99万円の損失)。

 すべての結果、第1四半期連結累計期間の売上高は17億7,683万円(前年同期比11.2%増)、経常損失は1,761万円(前年同期は4,961万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は4,173万円(前年同期は1,772万円)となった。

 この発表を受け、「だって攻殻つまんないもん」「ARISEは専門用語多すぎて、ストーリーがまったく入ってこなかったしな」「ARISEなんて結局、内容やストーリーより、声優変えたのが1番ダメだっただろ」など、『攻殻機動隊』の弱体化を理由に、当然の結果と受け止めるファンは多い。また、唯一“版権事業”は利益を上げていることもあり、「まーたパチンコですか」「パチンコ作ってくれるメーカーに頭下げよう」「アニメってもうパチンコ化しないとやっていけない感じなのかね」といった声も。

 さらに先頃、マングローブが自己破産の申請準備に入ったことで、「原因は『屍者の帝国』じゃね。マングローブが同じノイタミナ企画で息の根止まったし」「マングローブの後を追うのはIGか」「マングローブに続いてIGまで潰れたら、本当にこの国のヲタアニメやばいだろ」など、アニメ業界を危惧する声も見られた。

 ただ、劇場版『ハイキュー!! 総集編 後編』が公開されたのは先月中盤から今月1日にかけてであり、興行収入は次期に入るはず。また、TVアニメ『進撃の巨人』2期も来年放送予定で、加えて再来年に向け『銀河英雄伝説』のアニメ化も進んでいる。赤字だったとはいえ、Production I.G.の未来は明るいのかもしれない。

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