ゲーム実況YouTubeでアメリカン・ドリームを掴むチャンス!? ※ただし、イケメンに限る…

2015.10.19

YouTube『Jordan Maron』公式アカウントより。

 誰でも1度は耳にしたことのある言葉……アメリカン・ドリーム。これはアメリカにおける成功の概念であり、どの業界においても勤勉と努力によって勝ち取ることのできる、均等に与えられるチャンスだ。そして今、“ユーチューバー”がアメリカン・ドリームを掴むことに成功し、日本からも「やはりアメリカはすごい」という賛辞が送られている。

 自分でアップロードした動画に広告を入れる「YouTubeパートナープログラム」により、収入を得るユーチューバー。2012年、同システムが一般ユーザー向けに開放され、ユーチューバーは激増。近年では、チャンネル登録数や動画再生回数の多いユーチューバーに、企業がプロモーション動画の制作や配信を依頼するケースも増え、高額の年収を得るユーチューバーもいる。

 はじめしゃちょー、HIKAKIN、マックスむらいなど、日本に多く存在するユーチューバーだが、もちろん世界にも数多く存在する。その1人、アメリカのジョーダン・マロン(23)は『Minecraft(マインクラフト)』(Microsoft)の実況で人気を博し、チャンネル登録者数800万人以上、動画総再生数は驚異の約19億回を数えるという。さらに、ゲーム実況で大金を得たマロンは、ロサンゼルスで450万ドル(約5億3,000万円)の豪邸を手に入れるまでに至った。敷地面積115平方メートル(約35坪)、ベッドルーム3つ、バスルーム5つ、大きなプール&スパ施設、また絶景が一望できるとのこと。

「風呂場、5つも要る?」という疑問を感じずにはいられないが、何はともあれゲーム実況だけで富を手に入れたマロン。日本からも、「アメリカン・ドリーム!」「アメリカは規模が違う」「家でゲームしてるだけで金が入るなんてすごい時代だな」など、驚きの声が上がった。ただ、「想像と違ってイケメンだった」「どんなオタクかと思ったらイケメンでわろた」「ただし、イケメンに限る」「顔もイケメンだし若いし、人気者だし、俺が勝てるとこ何もねーじゃねーか!」と、イケメンだから稼げたと疑う人も多い。

 また、「ゲーム実況ってそんなに儲かるのか。ニコ動の動画ランキング上位にいる実況者も、それほどじゃないにしろ稼いでるのかな?」「ニコ動の実況者も金もらえるのかな」「ウメハラはユーチューバーになったら大金持ちになれるの?」など、日本に存在するユーチューバーやゲーム実況者の収入を気にする声も。

 国内に目を向けると、ヒューマンビートボックスのパフォーマンスを中心に動画をアップしてきたユーチューバー・HIKAKIN。2013年、アメリカのロックバンド・エアロスミスのライブでヒューマンビートボックスを披露し世界中で話題を呼んだHIKAKINは、去年7月に再生回数10億回を突破した動画を公開している。現在は、チャンネル登録者数400万人超、総再生回数16億回を突破。一説では、年収1億円~3億円とも。

 また、ウェブサイト「AppBank.net」の取締役で、『パズル&ドラゴンズ』(ガンホー)や『モンスターストライク』(エックスフラッグ)の攻略動画などをアップし人気を博したマックスむらいは、去年「マックスむらいチャンネル」が開設1周年を迎え、総再生回数が約5億1,000万回、チャンネル登録者数が約106万人であると発表。年収は2億円ともいわれる。ただ、現在主演映画『MAX THE MOVIE(仮)』を製作中のむらいは、製作にあたり募金を募っているところを見ると、実はそこまで稼いでない可能性も。

“クリエイター推奨プログラム”により、ニコニコ動画で稼ぐゲーム実況者もいるが、いまだ日本では、ユーチューバーにしろゲーム実況者にしろ、豪邸を建てたという話は耳にしない。やはり、イケメン白人でないと世界規模にはなれないのだろうか。是非とも同じ日本人として、マロンに負けない豪邸を築く人が現れてほしいが……。

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