部数激減の朝日新聞が大迷走!“萌えJKキャラ”が読み上げる『天声人語アプリ』リリースも、案の定キモい

1510_tenseijingo.jpg『聞かせて天声人語』公式サイトより。

 朝日新聞の迷走が止まらない──。

 今月発表されたABC部数によると、2015年8月度の朝日新聞の発行数は約678万部。1年間で約47万部を減らす凋落ぶりで、約13万部を減らした読売、約5万部を減らした毎日と比べても、際だった数字となっている。

  そんな朝日新聞が14日にリリースしたのが、iOS向けアプリ『聞かせて天声人語』(メディアラボ)だ。ごく一部読者から「これさえ読んでいれば、世界情勢や社会問題を把握できる」と真しやかにささやかれている同コラムを萌えキャラが読み上げてくれるというものだが、世間からは案の定「キモい」といった声が噴出している。

 12日「近代以前のヨーロッパには、本を鎖で机などにつないでおく図書館があった」から始まる“図書館の不都合な本選び”、14日「日本晴れという言葉に季節の決まりはないけれど、やはり秋が一番ふさわしく思われる」から始まる“秋晴れと空の青さ”、15日「昭和の名人、落語の古今亭志ん生は、『びんぼう自慢』などの著作で貧乏の極意をあれこれ語る」から始まる“殺伐とした子どもの貧困”。これがここ3日間の「天声人語」である。

 14日にリリースされた『聞かせて天声人語』は、上記のような「天声人語」をキャラクターが読み上げるアプリ。3人のヒロインたちの友情や将来の夢を追いかける姿を描いた物語を柱に、声優による読み上げと、時事問題に絡めたクイズの出題が行われ、受験・就活にも役立つ時事問題を楽しく学べるものだという。

 読み上げられるのは、2014年3月~15年6月の間に掲載された「天声人語」の中から、厳選した30話。また、要となるキャラクターは“クールだけど、実は情熱的”な出雲姫子(CV:瑞沢渓)、“素直で明るく誰にでも優しい”伊勢ひなた(CV:柚原有里)、“ひときわ明るく振る舞うも、実は誰よりもさみしがり屋”な伏見由遊香(CV:やなせなつみ)の3人で、どの娘もかわいいJKだ。なお、クイズに正解するとJKたちのステータスを成長させることもでき、成長度合いによって衣装などが獲得できるとのこと。

「高校生や大学生を中心とする若者は、新聞の読者層とは最も遠い存在であると認識。こうした若い層に『天声人語』を身近に親しんでもらうため、キャラクターが音声読み上げをするかたちにした」という『聞かせて天声人語』。受験・就活に役立つ上に萌えられるのであれば、申し分ないように思うが、「キモッ!」「ちょーきも」「きめえええ」など、世間にはまるで受け入れられないようだ。中には、「どんな馬鹿がやるんだ?」「有害図書アプリなんて不要」「馬耳東風いらん」と、罵倒交じりに否定する声も。

 また、ダウンロードは無料ながらも、30話中15話は有料(1話/120円、2話セット/250円……セット売りなのに値上がり?)ということもあり、「え? まとめ買いしたほうが高いってどういうこと? 普通安くなるでしょ!」「課金購読って時点で朝日新聞好きな人しか買わないでしょ。最初から失敗してるんじゃね?」「あんなポエムに金出すやついねー」「金落とすやつ見てみたい」「金をドブに捨てるようなもん」といった声も見られる。

 ただ、「アニオタが買うだろ」「オタ洗脳アプリ」「オタに目をつけやがって」という声もあるように、「アニオタだけど買うよ。好きな声優の声が聞けるなら、別に日本がどうなろうが関係ないし」と堂々と購入宣言する人もいるにはいる。しかし、「もっと売れ線の声優使えばよかったのに」「エロゲ声優使うとか」「ベテラン選手ばっかり」「無料で使える声優名を見ると、『天声人語』じゃなく『天声珍語』だな」など、声優ファンからも不評であり、購入する人はごく一部となってしまいそうだ。

 世間にも、声優ファンにも需要がなさそうな『聞かせて天声人語』。ターゲットとしている高校生や大学生は、はたして買うのだろうか。仮に買ってプレイしたとしても、その姿を見た親に「変なゲームしてないで勉強しなさい!」と怒られてしまいそうだが……。

天声人語 2015年1月-6月

天声人語 2015年1月-6月

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