『図書館戦争』『バクマン。』……上位は順当なれど『ガンバ』が目を疑うほどの大コケ!!【週末映画興行成績】

1015gamba.jpg映画『GAMBA ガンバと仲間たち』公式サイトより

 13日に発表された、10月10日~11日の週末映画興行成績(興行通信社)がおもしろいことになっているのでお届けする。

 まずは岡田准一、榮倉奈々らが出演する『図書館戦争THE LAST MISSION』が、期待に応え1位を獲得。323スクリーンで公開、興収は約3億3000万円と、前作『図書館戦争』(13年)との土日2日間対比では動員150.1%、興収152.0%と大きく上回る好スタート。2位は『バクマン。』(記事参照)。2週連続首位はならなかったが、2週目の興収も約2億1,000万円と、前週比84%と健闘。やはり世の中の映画好きは、イケメンと美少女、ちゃんと普通によく作られた青春映画が好きである、という良い証左となった。

 まず順当と言える上位だが、一方で予期せぬ大コケとなってしまった映画もある。『GAMBA ガンバと仲間たち(以下『GAMBA』)』だ。なんと596スクリーンで公開されながら、土日2日間での動員は約5万9,000人、興収は約7,500万。1スクリーンあたりの動員が2日間で100人弱という、目を疑う結果に沈んだ。

『GAMBA』は、『ALWAYS 三丁目の夕日』や『STAND BY ME ドラえもん』を手がけた映像制作会社・白組が製作。構想15年、総製作費20億円という大作だった。しかも製作委員会を結成せず、白組が全て出資しているという。大丈夫なんだろうか……。ちなみに、10月3日より期間限定上映中の『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ −アルス・ノヴァ− Cadenza』(前回記事)はスクリーン数60と『GAMBA』の約1/10のスケールながら、初週末の2日間で動員約4万2,000人、興収は約6,750万円を記録している。

 8位には、もはや酷評する声も挙がらなくなってきた『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』が意外な粘り腰を見せてランクイン、9位には『心が叫びたがってるんだ。』が続いた。ほか新作では、大川隆法が製作総指揮を務めた長編アニメ『UFO学園の秘密』が5位にランクインしている。スタッフ・キャストともに意外に豪華なメンツが揃っているだけに、見ると結構見どころがあるというが……。なお洋画、アニメーション作、コミック原作を除いた邦画は、連続TVドラマあがりの『アンフェア the end』(10位)のみだった。

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