英国ではポケモンキャラが人気!? それなりに盛り上がる海外ゲームコスプレ事情

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『VICE』より。

　イギリス中はおろか、EU中からも多くのビデオゲームマニアが押し寄せたイギリス最大のゲームイベント「EGX 2015」は今年も盛大な賑わいを見せていたようだ。話題の新作ゲームの展示の一方、会場にはヨーロッパ中のコスプレ愛好家が集まり、コスプレ大会も開催されていたのだ。

■「EGX」コスプレ大会の栄冠に輝いたのは雷ポケモンのサンダース

　9月24日からはじまった「EGX 2015」最終日の9月27日、世界的なコスプレ大会である「European Cosplay Gathering(ECG)」のイギリス地方大会として「EGX Cosplay Championship」が開催された。

　定番ともいえる『ストリートファイター』の春麗のコスプレをはじめ、『Horizon: Zero Dawn』のアロイ、ゴツすぎる『League of Legends』や『Total War: WARHAMMER』の登場人物などに加えて、当日はまだ発売前だった『ゼルダの伝説 トライフォース3銃士』の3銃士も早くもお目見え。『風ノ旅ビト』の真っ赤なマント姿の主人公も登場して視線を集めたということだ。

　そして見事栄冠に輝いたのは、なんと『ポケットモンスター』に登場する雷ポケモンのサンダース（Jolteon）だ。なんと人間キャラ以外のキャラクターが勝利を手にするとは意外過ぎるっ！　優勝者は来年春に米・マサチューセッツ州ボストンで開催されるゲーミングカルチャーイベント「PAX East 2016」に招待されるとのこと（航空機チケット代、現地宿泊費支給）。

　また、ECGのシーズン6を締めくくるコスプレ決勝大会は、来年2月19日～21日に仏・マルセイユで開催されるお馴染みの「ジャパンエキスポ 2016」で行なわれるということだ。世界的コスプレ大会の決勝戦がいったいどんな模様になるのか、率直に興味を惹かれるところだろう。

■『世界コスプレサミット 2016』の開催日程が先頃発表

“コスプレ先進国”(!?)の日本から見れば、長らく海外の人々のアニメやゲームのコスプレはやや雑で完成度が低いものと認識されていたが、ここ最近ではめざましい進歩を遂げていると言ってよいだろう。

　ECGのコスプレ大会も気になるところだが、日本、それも名古屋で2003年から毎年開催されているのが「世界コスプレサミット(WCS)」だ。このWCSも世界各国で予選大会が行なわれている世界的なコスプレ大会である。

　海外でのコスプレ人気も後押ししてか、WCSへの参加チームは開催を重ねるごとに増え続け、今年はついに26の国と地域が参加する大規模イベントに成長。先月には第14回目となる『世界コスプレサミット 2016』の開催日程が報じられ、来年は2016年7月30日～8月7日の間、名古屋・大須商店街などを中心にして各種のイベントが行なわれるということだ。

　コスプレ大会だけでなく、大須の街を世界各国のコスプレイヤーたちが練り歩く大須コスプレパレードも毎年好評で、大会出場者以外のコスプレイヤーも多く集うという。来年の本戦はまだだいぶ先の話だが、各国での予選は来年2月上旬からはじまる。気になる方はこまめにサイトをチェックしてみてはいかが。
（文／仲田しんじ）

【参考】
・VICE
http://www.vice.com/read/photographing-the-2015-egx-cosplay-championship-210

・「世界コスプレサミット」公式サイト
http://www.worldcosplaysummit.jp/