「ハガレンなら…」「プリキュアなら…」 『アルスラーン戦記×無双』大爆死で、誰のクビが飛ぶ!?

1510_arslan.jpg『アルスラーン戦記×無双』公式サイトより。

 今月1日、『アルスラーン戦記』(講談社/MBS・TBS系)と『無双』シリーズがコラボレーションした、プレイステーション3&4向けアクションゲーム『アルスラーン戦記×無双』(コーエーテクモゲームス)が発売された。どちらも大人気タイトルであり、空前の大ヒットとなるかと思われたが、初週売上は散々の結果となってしまった。これにはゲーマーからも「これ絶対クビになる人いるだろ」と、スタッフを心配する声までが上がっている。

『三国無双』をはじめ、ただただひたすら殺りまくる爽快感が受けている、説明不要の『無双』シリーズ。これまでに、『起動戦士ガンダム』『ワンピース』(共にバンダイナムコゲームス)『北斗の拳』といったビッグタイトルを展開してきた。

 その『無双』シリーズの最新作は『アルスラーン戦記×無双』。6月の予約開始以来、バンバン告知されており、宣伝にもかなりの力を入れてきたもようだ。『アルスラーン戦記』は『鋼の錬金術師』(スクウェア・エニックス)の荒川弘氏の作品であり、作品自体も歴史ファンタジーをテーマにした壮大な物語のため、『無双』シリーズに適していると言えよう。おそらく開発チームも自信があったのだろうし、“約束された勝利”を感じていたはず。宣伝費の回収も容易と考えていたのではないだろうか。

 しかし、多くのゲーマーは乱立されている『無双』シリーズに飽き飽きしているようで、発売前から「オワコンだろ。誰が買うんだ」という声も上がっていた。また、『アルスラーン戦記』に対しても、単行本4巻が今月9日に発売されたばかりで、「時期尚早」「そこまでボリューム入れられなくね?」などの声が上がっていたりもした。

 その読みは正しかったようで、『アルスラーン戦記×無双』の初週売上は、プレイステーション3&4合わせておよそ2万本。同日発売された『ワールドサッカー ウイニングイレブン 2016』(コナミデジタルエンターテインメント)の初週売上が9万本近いことを考えると、無惨な結果と言わざるを得ない。

 この結果に、ゲーマーからは「そりゃそうだ」「3巻までは読んだけど、どう考えても無双向きではない」「売れるとでも思ったのか?」など、予想通りといった声が多く上がっている。中には「ほら見たことか」を通り越し、「これは誰か首が飛ぶレベル」「開発チーム大丈夫か」「TROY無双ですら3万本売れたのにな」と哀れむ声も。

 また、「ハガレン無双なら5倍は売れたよ」「ハガレン無双のほうがよかったと思う」「鋼の錬金術師無双なら20万本はいく」など、累計5,000万部を超える荒川氏の『鋼の錬金術師』のほうが『無双』向きとするゲーマーも多い。

 ただ、「絶対キングダムだろ」「ファイアーエンブレムこそ無双向き」「七つの大罪作ってくれ」「プリキュア無双まだなん?」など、自身が推すタイトルを挙げるファンも見られることを考慮すると、まだ『無双』シリーズ自体は求められているようだ。『アルスラーン戦記×無双』は“爆死”に終わってしまったが、次なる『無双』には期待したい。

アルスラーン戦記×無双

アルスラーン戦記×無双

ストーリーモードすぐ終わっちゃいそう

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