二番煎じ? 二匹目のドジョウ? 大人気“Web小説”へKADOKAWA進出に、肝心のWebでの反応は……!?

2015.10.09

YouTube「KADOKAWA anime Channel」より

 7日、KADOKAWAが「はてな」と共同で、“誰でも思いのまま小説が書ける”“いつでも読むことができる”“面白いを伝えることができる”新・小説投稿サイトのリリースを発表。気合の入ったPVも公開し、“新たな才能の原石”を探し続けると派手にぶち上げた。

 同社・代表取締役専務の井上伸一郎氏が、「実はKADOKAWA独自の小説投稿サイトの構想もあります」(KADOKAWA公式サイト内「カドカワストア」インタビューより)と語るなど、以前より小説投稿サイトへ興味関心を示していたKADOKAWAだが、このインタビューは今月1日に配信されたばかり。予想外の速さにWeb小説好きも驚いたようだ。

 驚きはしたものの、「“小説家になろう”の二番煎じだな」「今からやって、既存の大手に追いつけるか?」「今でも、自分のとこでモリモリWeb小説原作ものを発行しているじゃねぇか」と後追い参加に疑問を持つ層、「また異世界ハーレムチートものが増えるんですね、わかります」「Web小説は展開がワンパターンだから、もういらない」と、そもそもWeb発小説に不足を感じている層、そして「人気が出たら、KADOKAWAの金づるにします宣言だな」「アニメ化したら、声優は全てプロダクション・エース」など、KADOKAWAに不信感を持つ層が、ネット上では入り乱れているようだ。

 とはいえ「小説家になろう」出身、丸山くがね原作の『オーバーロード』(KADOKAWA/エンターブレイン)がアニメ化を機に原作小説が爆売れ、長い間品切れを起こすなどの大ヒット。TSUTAYAによる「TSUTAYA ライトノベルス 週刊ランキング」(9月28日~10月4日)最新ランキングでは、1~10位までの全てをWeb小説原作ラノベが独占。もちろん電撃文庫やスニーカー文庫といった、有力ラノベレーベルによる発行作品がないスキ間週でのランキングだが、既に一定の人気を獲得していることは間違いないだろう。

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