<そもそも、証拠となっているPSDファイルがどのようなものか、傍聴人には開示されていない。そのため、元の画像、出来上がったCG、そのもととなったPSDファイルがどのようなレイヤーになっているのか? 傍聴人にはまったくわからないまま壇弁護士の質問は終わる。続いて鈴木検察官が質問する>
鈴木「同一性が明確にわかるものはあるのか」
フクダ「『プチトマト6』。この中にも素材に使ったと思うものがある」
<続いて裁判官から補充質問。西山志帆裁判官が質問する>
西山「少年育成課所属の画像データは、各捜査員が収集しているのか。どのように保管しているのか」
フクダ「はい、各捜査員が収集しています。写真を収集しフォルダごとにデータ化している」
西山「もとのデータはどこから入手したのか」
フクダ「押収資料から」
西山「実際に、その写真集が存在したかは確認しているのか」
フクダ「国会図書館で確認できるものはしている」
西山「国会図書館に保存されていないものは」
フクダ「出版社などに確認をしていますが、すでに出版社でも所蔵していないために確認はできていない」
<続いて辻川靖夫裁判官が質問する>
辻川「データを保存するわけじゃないじゃないですか。写真集の存在不存在の確認のために、何か記録しているのか」
フクダ「現在検討中」
この後、三上裁判官が明日の進行について説明し、12時閉廷。
(文=昼間たかし)
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