【シリーズ「ももクロと、おやじノフたちの現在地」case.09】

「アイドルなんか興味ないはずだったのに、今は夫婦して『ももクロしか見えない!』」ようまんさん(52)の場合

――ももクロの何にハマったんですか?

ようまん 性的魅力がないのがいいのかな。逆にその辺のアピールがあったら、入りにくかったかもしれないです。かみさんにもっと変な顔されたかも(笑)。それに、チームワークが良さそうですよね。いつも仲良さそうじゃないですか。

――では、しおりんのどの辺に?

ようまん ショートカットがカワイイかなって思います。ツインテールの頃はまだ“子ども子ども”してましたから。それに、黒ばっかりじゃつまらないかなって。ライブのときは黒着たり黄色着たりしますね、妻と交換して。でも、ほぼほぼ黄色着てるかな。

●遠征の楽しみは、ライブと妻が喜ぶ美味しいもの

――ももクロにハマった頃、他に趣味はありましたか?

ようまん 旅行です。鉄道とか飛行機が好きなんで。最近は目的が若干ももクロ寄りになってますけど。遠征のついでに旅行とか(笑)。

――だいたい、年間何現場くらい行って、いくらくらいかかってますか?

ようまん 月一くらいですかね。かみさんと一緒に行きますけど、交通費入れるとひとり20~30万くらいじゃないですかね。趣味と実益じゃないですけど、最近はけっこう遠くまで行ってるんで。もっとかかってる? いやー、安い飛行機で行ってますから。かみさんはももクロが見れて、地方で美味しいもの食べられれば満足してるみたいです(笑)。

――娘みたいな彼女たちに教えられたものってありますか?

ようまん 人当たりの良さですかね。彼女たちは何でも自分から飛び込んでいくじゃないですか。若いからかもしれないですけど、同年代から年上の人にまで、分け隔てなく向かっていくところ。運営のやり方なのかもしれないですけど。

――ももクロの人気も、ピークを過ぎたと言われますが。

ようまん 運営はたぶん、若い人を増やそうとしてますよね。歳いったファンはそれほど増減しないと思いますんで。今年みたいに平日のイベントが多いと、学生は来れなくてつまらないのかな。

 それに、若い人は彼女たちを「アイドル」っていう視線で見るから、他のグループも視野に入るんじゃないですか。ワタシなんかはアイドルが好きなわけじゃなくて、「ももクロしか見えない」ですから(笑)。他の人が人気うんぬんいっても、自分自身が楽しめればそれでいいです。

――それでは、ももクロの終わりって考えることありますか?

ようまん まあ、いつかは終わるんだろうなって。いい去り際としてはキャンディーズみたいな終わり方するんだろうし、そうじゃなければ、人気なくなっても頑張ったけど結局ダメだったみたいな……。それはちょっと寂しいですよね。

 例えば、カレシができたり結婚したら、ノフとしては寂しいですけど、スパッと切ることなんてできないですね。結婚しても出産してもライブやってたら行きますよ。でもそこで生活感は出してほしくないですね。

――自分自身のモノノフの終わりは?

ようまん ワタシはライブが好きなんで、個々の活動もいいですけど、全員でライブやってる限りはモノノフでいたいですね。

――では、ようまんさんにとって、ももクロとは?

ようまん 見てると心安らぎますね。なんか、イヤなことあっても、見るとニコッとしちゃう存在です。

 * * *

「バカじゃないの」と言った妻と、今は一緒にももクロ観戦に行ける喜び。同じアイドルを推し、同じ色を推す喜び。会場が一体となるコールとミックスで、さらに家族の絆も強まった。充実した夫婦ノフの楽しみは、遠征で行く“ニッポン万歳!”。

【case.10につづく】

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