「『ももクロと0センチの接近！』他界する仲間にDD誘われても、なびかない“緑の誓い”」よっしーさん（40）の場合

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──そんな募集があったんですか。どのシーンですか？

よっしー　メンバーが先生たちと東京に行って小劇場で演劇を見るシーンだったんですけど、その観客役です。メンバーと劇場の階段ですれ違うシーンで、もう0センチのところをメンバーが通って行くんですよ！　最初にメンバーが横を歩いて通る時は、れにちゃんがあの笑顔で、ひとりづつ、ちゃんと「よろしくお願いします、よろしくお願いします」って挨拶してくれて。で、杏果があーりんのオシリをたたきながら上がってきて……。

●自分の笑顔がスクリーンに大映し

──いーなー！（笑）。初めてのライブは？

よっしー　12年の紅白が終わって、年明けにZEPP東京でやった「CDショップ大賞」です。その時は杏果がノドの治療中で唄えなくて。大きなライブは春西武です。そのときは、そんなにいい席じゃなかったんですけど、すぐ近くをトロッコが通ったんです。後々DVD買ったら、そのとき「ワーっ」ってやってる自分の映像がモロに映ってて（笑）。で、そのあと、武道館でやったももクラに行ったら、自分の顔が武道館のスクリーンにアップになって笑っちゃいました（笑）。

──自分の娘みたいな彼女たちに教えられたことってありますか？

よっしー　最初にも言いましたが、目標をいっこいっこクリアして成長していくところですか。最初、生バンドでやったときは、歌はそんなに上手じゃなかったですけど、今はフォーク村で毎月やって上達してるんですよね。れにちゃんなんか最初は音ハズしてたりしたけど、ずいぶん上手になりましたよね。

──逆に、メンバーとかスタッフに対してアンチな面は？

よっしー　もともと、別の番組とかでも思ってたんですけど、テレビ番組とかライブの時にスタッフが出てくるじゃないですか。それが内輪の笑いになってる気がして、ボクはあんまり好きじゃないです。昔、とんねるずがテレビでスタッフいじってる時も、子供心に「そんなスタッフ知らないよ」って、ずっと思ってて。あえてそこは出さなくていいんじゃないかなって思います。Ustとかで彼女たちの素顔が見れるのはうれしいですけど、誰がスタッフの素顔見たいんだよって思っちゃいます。

──そんなももクロですけど、最近は勢いが陰ってきてるという声もありますが？

よっしー　もう完成されちゃって、伸びしろがなくなってきちゃってるのかな。応援したいっていう気持ちが、妹分たちに移っちゃってるんじゃないですか？

──お友達は他界する方が多いようですけど、ご自身は推し変や推し増しの可能性は？

よっしー　ないですね。格闘技仲間のノフに「しゃちに来ない？」って誘われるんですけど、ボクはももクロだけでお腹いっぱいです。

──それじゃあ、もしももクロが存在しなかったとしたら、いまハマっているものはありますか？

よっしー　以前通り、格闘技とクラブですかね。もし彼女たちが今、中高生の無印時代で、今のパフォーマンスを持っていたとしても、ハマってない可能性が高いです。なぜかというと、若いから。その年齢は、ちょっとボクには抵抗あります。

──ももクロは将来、女性版「嵐」を目指すといいますが、解散とかメンバーチェンジがあるとしたら？

よっしー　ボクは杏果さんの単推しだから、そこが変わらなければいいかな。もし、杏果さんが抜けてソロってなったら、たぶんそっちに行きますし。あ、別にももクロがキライになるわけじゃないですよ。

──それでは、自分自身がモノノフじゃなくなる時っていうのは？

よっしー　今のところ関係ないかな。

――最後に、あなたにとってももクロってなんでしょう？

よっしー　そうですね……、部活に一生懸命な娘を応援する気持ちと、普段はできない、色とりどりの恰好で遊びに行くディズニーランドの楽しさ、その両方を体験させてくれるエンターテイメントでしょうか。仕事や日常のストレスから解放させてくれる、かけがえのない『癒し』です。

　*　*　*

　汗まみれで唄い踊る彼女たちの姿に、格闘技の稽古に打ち込む自分の姿が重なったのか。それとも、陰鬱な背景の中、明るく成長していく彼女たちに、将来の自分の娘の姿を想像したのか。ストレス多かろう職場で働くリア充四十路ノフにとってももクロは、自分と家族と三角形に繋がる“トリニティー”となっているに違いない。

【case.08につづく】

 
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