「『I love MOMOCLO』と自己紹介し、物販に毎回10万円費やす四十路ノフの『ももクロ狂詩曲』」マルさん（39）の場合

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――ももクロが他のアイドルと違うところって、なんでしょう？

マル　全く異質ですよ。ももクロには応援したくなる何かがあるんですね。AKB48は初期の方が好きだったんですけど、なんで離れていったかっていうと、ぜんぜん知らないメンバーがどんどん増えてくるし、次第に醜聞とか芸能界のドロドロした面とか聞こえてくるじゃないですか。で、ホントにやらかしちゃってるし……。

　その点、ももクロはみんな仲いいし、第一、陰口言わないじゃないですか。Ustなんか見てると、相手に対してイヤなところはその場で言ってるし、人間らしい感じがするんですよ。

●いい歳こいてアイドルにうつつ抜かす!?　それでもライブには行く！

――友だちにももクロ好きだとカミングアウトした時の反応は？

マル　ボクがアイドル好きっては知ってたみたいなので、「ヘー、どんなコ？」って、興味はもってくれましたね。逆に会社はダメでした。彼女たちの年齢が低いのが印象良くないみたいですね。

　AKB48の時は「イイ趣味だね」なんて言ってくれてたんですけど、ももクロに変わった途端、ロリコン野郎みたいな話になってたり（笑）。ライブ行くのに半休したり全休したいって言うと、すっごいイヤな顔されますからね。「いい歳こいて、そんなのにうつつ抜かしやがって」って、いまだに言われますからね。

――それでも、ももクロのライブには行くんですね。

マル　行ければですね（笑）。

――それで社内の立場が悪くなったりということはないですか。

マル　まあ、ないっちゃあないですよ。仕事はきっちりこなしてますから。でも、去年のももクリの時は怒られましたよ。2日間半休とったんですけど、「会社の士気が落ちた」って（苦笑）。ボク1人が休んだからって、士気なんかかわりゃしないですよ。

――それでもライブに行くモチベーションってなんですか？

マル　パワーをもらいに行くっていうか……。音楽ってどんなジャンルでもそうですけど、聞くと「明日も頑張ろうっ」て元気づけられるんで。ももクロからロック、クラシックまで、ライブはいつもひとりで行くことが多いんですけど、ももクロは虚しくならないですね（笑）。

――現場に仲間がたくさんいますからね（笑）。その頃、趣味は他にありましたか？

マル　やっぱりロックフェスが大好きで、サマソニとかカウントダウンとか行ってましたね。まあ、仕事休んで行くほどじゃなかったんですけど。社会人になってから今まで、プライベートで仕事休んだのって、ももクロのライブ参戦が初めてなんですよ。それは周りも驚いてますよ。ロックフェスも今は行かなくなっちゃいましたけどね。

●一回の物販に10万円!!　生写真にどっぷり！

――マルさんは万博の時、緑色のシャツ着てましたけど、最初から杏果推しですか？

マル　そうですね。友だちに何曲か聞かせてもらった時に、杏果の歌声に惚れました（笑）。あ、杏果だけじゃなくて、他のコもまんべんなく好きなんですけどね。

――参戦服は自宅から着て行きますか？

マル　服は公式ハッピか自転車ハッピですけど、それを家から着ていきます！　世間体はあまり気にしないです、ハッハッハ（笑）。

――ハッピを自宅から！　お見それしました（笑）。年間何現場くらい行って、いくらくらいかかってると思いますか？

マル　今年は去年に比べてもLVが多いですね。でも、遠征もあるんで、100くらいは行ってるんじゃないかな。ボク、物欲が強いんで物販が大きいんですよ。一回10万とか遣いますから。

――物販に10万!?　何買うんですか？

マル　ペンラでしょ、Tシャツでしょ、マフラータオルにブレスは2個、帽子、生写真……。特に生写真は一度買うとハマるよって友だちに言われてたんですけど、ホントにハマっちゃいました（笑）。この間の桃神祭で、生写真の当たりハズレの検証をした人がいたんですけど、「15万円買って、当りは5枚」ってのを見て、「あ、そんなに低いんだ」ってガクゼンとしましたけどね。

――その方の15万てのもスゴイですね。今までに何かエピソードってありますか？

マル　エピソード……ないですね。最前もないですし、出待ちもしたことないですし。ただ、ももクロ好きになってから友だちが増えたっていうのはありますね。ロックフェスなんかだとギラギラした奴らばかりですから、友だちっていうのとはちょっと。若さが違いますからね。あ、ももクロも同じか（笑）。

 
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