「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

うすた京介新連載を手伝ってパワーアップ!? 『左門くんはサモナー』がギャグ色強い理由に納得!!【ジャンプレビュー】

――発行部数約260万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!

1510_jumpreview.jpg「週刊少年ジャンプ」公式サイトより。

 今月5日に発売となった「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2015年45号、表紙と巻頭カラーは、いよいよスーパー歌舞伎IIが7日に開幕する『ワンピース』だ。カラー見開き2ページで、ルフィー・シャンクス・ハンコックの三役を務める市川猿之助(えんのすけ)、マゼラン役・市川男女蔵(おめぞう)、猿之助同様にセンゴクなど三役を演じる浅野和之の情報やグッズ紹介など、歌舞伎版『ワンピース』の魅力を伝えている。チケットは「まだまだ間に合う!」とのことなので、気になるファンは公式サイトをチェックしてほしい。

 また、カラーページでは12月19日・20日の2日間、幕張メッセで開催される「ジャンプフェスタ’16」の情報と共に、11月に全国主要都市で開催される「JSAF(ジャンプスペシャルアニメフェスタ)2015」の情報も記載。「JSAF2015」東京会場限定で、アニメ『ハイキュー!!』(TOKYO MXほか)のトークイベントが行われるようで、同イベントには田中龍之介役・林勇をはじめ、日野聡、石川界人、村瀬歩の4人の出演が決定している。さらに、東京会場では「ジャンプ」連載作家陣のサイン色紙の展示なども行われる模様。最終応募の締め切りが迫る中、参加方法は誌面中盤に掲載されているぞ。

 そんなお祭りムードに包まれた今号の「ジャンプ」。掲載順は、巻頭カラーの『ワンピース』から始まり、『僕のヒーローアカデミア』『暗殺教室』『火ノ丸相撲』、センターカラーの『ニセコイ』、『食戟のソーマ』『左門くんはサモナー』……と続く。新連載第3回の『左門くんはサモナー』は大増23ページだが、2話までよりも一層ギャグ色の強い内容となっている。それも納得できるのが、作者・沼駿氏の巻末コメントに「うすた京介先生の新連載を手伝わせていただいた経験が活きている感じが今回です」と寄せられていた。

 うすた氏と言えば、先月より「ジャンプ+」にて待望の新連載『フードファイタータベル』が始まったばかり。現在、5袋(話)「とれたて!もぎたて!新鮮!100%でしぼりたてじもれ」までが掲載されているが、相変わらずどの袋(話)も、うすたワールド全開だ。『左門くんはサモナー』と読み比べてみると面白いかもしれない。

 なお、今号は『HUNTER×HUNTER』はもちろんのこと、『銀魂』も休載。その代打として、「最強ジャンプ」で活躍するカザマカツヤ氏の『勇者歓迎!ドラトンホテル』が掲載されている。こちらは『ドラゴンクエストIII』の勇者を思わせる勇者・カインらパーティーが宿屋を探しているところ、ドラトンホテルのオーナー・ドリューというカエルのようなドラゴンに出会い物語が始まるという、RPG系ホテルギャグマンガ。ドリューの姿は、かつて「ジャンプ」に連載されていたレツ氏の『現存!古代生物史パッキー』のパッキーに似ていなくもない。ただ、『勇者歓迎!ドラトンホテル』の作者・カザマ氏は「多摩川キングダム」や「BABY DEVILエピルくん」などの読切作品を「ジャンプ」に掲載してきた、知る人ぞ知るマンガ家であり、レツ氏とは別人である。ご注意いただきたい。そんなカザマ氏は、『勇者歓迎!ドラトンホテル』の掲載の電話がかかってきたとき、ちょうど誕生日だったそう。掲載&誕生日、おめでとうございます。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。)

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