「言った言わない」トラブルは相手の良心に訴えろ! 報酬未払いにライターが挑む【司法書士相談編】

 ライターの私は、現在原稿料の未払い問題のさなかにいる。「完成原稿をもらったわけではないので、交通費と必要経費しか出せない」という先方に対し「途中までの作業料(原稿料)は欲しい」という私の主張が、ひたすら平行線をたどっているという構図だ。初回(http://otapol.jp/2015/10/post-4111.html)は法律相談に行く前までの心構え、2回目(http://otapol.jp/2015/10/post-4148.html)は法テラスについて触れたが、今回は、自治体の無料司法書士相談に行き、プロの見解を聞いてきた。

■「相手の良心に訴えられますよね」仕事を請ける側はノートで自衛する

 私の住む自治体の無料司法書士相談の時間は、一人30分きっかり。以前こちらは税理士相談でも利用したが、30分たつと係の人がやってきて引き剝がされる時間厳守ぶりであることは知っている。要点をまとめておかないと、あっという間にタイムオーバーだ。週2回のみ開催で、うち予約制の曜日のものは翌週まで待つ必要があったため、先着順で受け付けている曜日の日に受付10分前から並ぶ。

 以下、いただいたアドバイスになる。ただ、こちらはあくまで一例であり、状況と対策はケースによって異なるし、今回案内してもらった司法書士の方の判断である。なお、出版業界については知らないと話していた。出版業界を熟知している人に当たるケースなどなさそうだが。

・反論しないとダメ!反論をしないと「そうですね」と言ったことになる
 先方との話し合いがひたすら平行線であったため、専門家の意見を聞いてからにしようと今回の相談まで先方への返信を控えていたが、「反論しないと、『そうですね』と認めたことになりますよ」とのこと。『逆転裁判』ばりに「異議あり!」と言い続けないといけないのだ。ただ、話し合いがひたすら平行線のときに「異議あり」を言い続けるのは不毛な気もする。

・業界がイージーだろうが関係ない、立場が弱い者は自衛しないと!
 大きな仕事のときは「○○社」というノートを専用で用意し、いつ、誰が、こんなことを言った(お金や期日や条件など、トラブルになったときに大切なこと)という記録をとっておくべきだとアドバイスされた。

実践NAVI 司法書士の法律相談

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法律ってなかなか難しいですよね……

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