「3カ月で億単位の増収に……」山口組分裂で実話系3誌に空前のバブル到来!

1509_jituwakei.jpg左より「週刊大衆」(双葉社)「週刊実話」(日本ジャーナル出版)「週刊アサヒ芸能」(徳間書店)

 社会を震撼させた「山口組分裂」のニュース。六代目山口組から離脱した直系組長らが、神戸山口組を立ち上げるという異例の事態となっている。日本の裏社会がいったいどうなっていくのかと、ヤクザ関係者のみならず一般人の関心もかなり高いようだ。

 その証拠に「実話系3誌」と呼ばれ、毎号ヤクザ報道に力を入れている「週刊大衆」(双葉社)、「週刊アサヒ芸能」(徳間書店)、「週刊実話」(日本ジャーナル出版)は、この出版不況の中にあって“空前のバブルが到来”とばかりに社内中が活気づいているという。取次関係者が明かす。

「山口組の分裂を報じた最初の号は、その前号と比べて、『大衆』が約22%増、『アサヒ芸能』が約25%増、『実話』は約33%増と、いずれも爆発的な売れ行きとなっています。ヤクザ取材の第一人者・溝口敦氏の緊急寄稿のあった『週刊現代』(講談社)は約14%増でしたが、『週刊ポスト』(小学館)と『週刊新潮』(新潮社)は横ばい、『週刊文春』(文藝春秋)にいたっては部数を下げています。この数字を出版社側の利益に換算すると、1号あたり1,000万円前後のプラスとなり、このバブルが3カ月も続けば億単位の収益増につながりますから、幹部たちの鼻息も荒くなっています」

 一方で、社内の期待を一身に背負う各誌のヤクザ担当記者たちは、いつも以上に神経を尖らせているという。夕刊紙記者が明かす。

「翌号で3誌が一斉にお詫びや訂正記事を載せていましたが、報道が過熱することに山口組関係者たちもナーバスになっています。担当者たちが神戸に呼び出されたり、編集部に組関係者からお叱りの電話もかかってきているそうです」

 警察当局も抗争に発展しないか目を光らせているというが、ヤクザ記事を読むなら『文春』ではなく実話系3誌を手に取ったほうがよさそうだ。

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