大場つぐみ&小畑健コンビ最新作『プラチナエンド』は、あの作品の続編なのか!?

1509_platinaend.jpg『ジャンプSQ.』公式サイトより。

 数々の大ヒットマンガを生み出してきた、原作・大場つぐみ氏とマンガ・小畑健氏のコンビが、新作マンガ『プラチナエンド』の連載を始めることが今月28日に明らかになった。スタートするのは、11月4日発売の「ジャンプスクエア」12月号から。『バクマン。』以来3年半ぶりの連載にファンは歓喜の雄叫びを上げている中、新作なのに「これ続編?」という気になる声も聞こえてくる。

 大場・小畑氏の2人がタッグを組み始めたのは2003年。『ヒカルの碁』などで活躍してきた小畑氏がマンガを担当し、活動実績が一切不明の大場氏が原作を担当した『DEATH NOTE』は、緻密なストーリーと奇抜なアイデアでたちまち大ヒット。2006年に連載終了するも、アニメ、ドラマ、実写映画化されるなど人気はなおも健在だ。

 2006年以降はしばらく目立った活動はなかったが、2008年に『バクマン。』の連載をスタートさせる。プロのマンガ家を目指す真城最高と高木秋人2人の中学生が、亜城木夢叶(あしろぎ・むと)というペンネームで週刊少年ジャンプでデビューし、ライバル作家たちと競い合いながら成長していくというストーリー。実在のマンガ編集者がモデルとして登場したことも大きな話題となった。NHKでアニメ化された後、「配役逆じゃね?」と話題になった実写映画も遂に10月3日の公開が迫っている。

 待望の新作『プラチナエンド』では、中学校の卒業式当日に同級生が卒業に浮かれる中、一人で中学校をあとにした架橋明日(かけはし・みらい)が、生きることに希望を見いだせずにいて……というストーリーで、「ジャンプスクエア」の告知ページには、「それは人と天使の物語」という気になるキャッチフレーズが付いている。

 3年半ぶりの新作に、当然のように「バクマン。もデスノートも好きだったから、期待できる」「この2人のタッグで、失敗することはないっしょ」と喜びをあらわにする人が多いが、「ジャンプSQか」「邪道が生きるのは王道に囲まれてこそ」と、『バクマン。』内の亜城木夢叶の作風にかけて、ジャンプ掲載でないことに不満をもつ意見も多い。さらに、天使設定に敏感に反応し、「天使って…厨二こじらせた感」「死神の次は天使ですか」という声も。

 天使といえば、「これってREVERSIになるんじゃない?」「REVERSIの続編か!」と、『バクマン。』の劇中作で出てくる「REVERSI」を指摘する声も上がっている。「REVERSI」は、亜城木夢叶の作品で、黒悪魔(シュバルツ)・白悪魔(ヴァイセ)のそれぞれから“洗脳”の力をもらった2人の少年が主人公。人間を滅ぼして世の中を変えようという目的は同じであるが、人間を洗脳し操ろうとする黒悪魔と、「余計な事をしなくても人間は勝手に滅びる」と考える白悪魔との対決を描くストーリーだ。

 大場氏は「久しぶりの小畑先生との作品なので、とても緊張していますが、頑張ります」、小畑氏は「ジャンプスクエアでの連載にドキドキです。限界まで頑張りますので、応援よろしくお願いします」とコメントしている。

 方向性としては、亜城木夢叶よろしく、邪道の『デスノート』、王道の『バクマン。』ときて、今回の『プラチナエンド』は邪道になるのか!? はたして今回の博打も「REVERSI」同様、成功に終わることができるだろうか。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社)

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