暴走必至!?　「京極家の家宝展」と『刀剣乱舞』のコラボ企画に、ファン自ら「マナーが心配」と…

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『刀剣乱舞‐ONLINE‐』プレイ画面より

　香川県・丸亀市の丸亀市合併10周年記念として、丸亀市立資料館2にて開催される「京極家の家宝展」（10月10日～11月29日）。江戸時代、丸亀藩を治めていた京極家が所持していた大名道具を一挙展示する歴史ファン垂涎のイベントだが、その中にブラウザゲーム『刀剣乱舞‐ONLINE‐（以下『刀剣乱舞』）』で活躍する刀剣“ニッカリ青江”が含まれていることから、『刀剣乱舞』とのコラボ企画の開催が決定した。

“ニッカリ青江”は鎌倉中期の備中青江派・青江貞次の作とされるもので、豊臣秀頼より京極家が拝領されたという、由緒正しい名刀。『刀剣乱舞』でも刀剣男士として擬人化され人気と知名度を獲得した。展示会では、常設していない“ニッカリ青江”が特別に公開されるほか、公式コラボを記念して『刀剣乱舞』でイラストを担当したべっこが描き下ろした“にっかり青江”を公開するなど、お祭りムードが高まっている。

　ゲーム内での人気の割には『刀剣乱舞』舞台への出演もなく、グッズ展開も地味目の“にっかり青江”だけに喜ぶファンが多いようだが、喜びのあまり暴走するファンが出るのでは、と早くも不安の声を上げるファンもいるようだ。

　普段は歴史ファンしか訪れないようなイベントに女性が多数押しかけるなど、強い影響力を持つ『刀剣乱舞』。それだけに事前の申し込みもなく刀匠のもとへ見学に訪れたり、撮影禁止での場所でのコスプレ撮影を行ってみたりなど、ファンのマナー違反を指摘されるケースもネット上では散見されるように。

ファンが多くなればある程度のマナー違反者は生まれてしまうし、『刀剣乱舞』アンチによるデマや誇張表現の拡散もあるようで、「自治厨がうるさい」「来てやっているんだから喜べ」「『戦国BASARA』とか『戦国無双』のときも同じ話をしていたような……」とネット上では審神者(さにわ＝プレイヤー)たちによる熱い議論（煽りあい？）が交わされている模様。

　なお、従来の男性歴史ファンたちは、「入り口はどうあれ、刀剣・歴史ファンが増えるのは嬉しい」というスタンスの人が多いようだ。議論はネット上にとどめ、刀剣以外にも茶道具、書画、茶道具、書画、調度品、古文書など、名家・京極家が誇る数々の大名道具が展示される「京極家の家宝展」を、マナーを守って楽しんでほしいものだ。