『美少女戦士セーラームーンCrystal』第3期製作決定も……不調の原因は原作者の“横やり”だった!?

0929sc.jpg『美少女戦士セーラームーン』20周年プロジェクト 公式サイトより

 28日に第2期『ブラック・ムーン編』最終回の放送を終えたアニメ『美少女戦士セーラームーンCrystal』から、第3期『デス・バスターズ編』の製作が決定、さらに新プロジェクトも進行中と発表。さぞ、ファンも大喜びだろうと思ったが、その反応は芳しくない。

『美少女戦士セーラームーンCrystal』は、2012年に『美少女戦士セーラームーン』がアニメ放送開始20周年を迎えたことを祝い、12年7月に製作が発表。当初は13年夏に公開予定とされていたが、13年8月に「今冬公開」と延期。さらに14年1月には「今年の夏になる」とさらに延期してしまったという作品だ。

 結局14年7月からニコニコ生放送などで配信が始まったのだが、主人公・月野うさぎ役の三石琴乃以外のキャスト変更や微妙な作画が響いたのか、関連グッズは山ほど発売され、好評を博すものの、肝心のアニメはたいした話題にならないまま。だが大人の都合なのか、14年11月に『美少女戦士セーラームーンCrystal』第2期『ブラック・ムーン編』の製作が発表。15年1月から配信開始、4月からはTOKYO MXなどで放送されていた。

 だが、「2期やっていたのか」「一部のおじさんおばさんが懐かしがっているだけ」とファンに言われてしまうほどの影の薄さ。そこへきての今回の発表に、ファンも当惑を隠せない。ネット上の声を拾うと、「お話が古い。リメイクしないときついのでは」「三石さん好きだけど、やっぱりちょっと厳しい」といった声に加えて、原作者・武内直子の画風に寄せたアニメの絵柄に対しても疑問を寄せる声が多いようだ。

「そもそも延期が重なったのは、武内先生のチェックが厳しかったから、という話もあります。要はもっと私の画に似せろと。先生的には『セーラームーン』の大ヒットが、アニメスタッフの手柄と思われるのは気に食わない部分もあったのかもしれません。でも武内先生の特徴を拾いながら、今のアニメとして通用する画にするのは苦労したみたいだし、その苦労のしわ寄せが微妙な作画にもつながったのかもしれませんね」(アニメ誌ライター)

『デス・バスターズ編』は、セーラーウラヌス、セーラーネプチューン、セーラーサターンも登場し、ついにセーラー戦士10人が集結するエピソードだけに、国内外から期待する声も多く上がっているし、追加キャストも楽しみなところ。“スーパームーン”なみの存在感を示せるのか、新プロジェクトの動向とあわせて注目したい。

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