「AKB48に親鸞を見た……」 仏教系アイドル・NUM-NUM GIRLS、アイドル戦国時代に“ナムアミダブツ”を唱える!?

1509_numnum.jpgYoutube『夏の終わりのナムナムタイム/NUM-NUM GIRLS(ナムナムガールズ)』より。

 テレビなどメディアに多く露出するアイドルもいれば、地下アイドルとして地道に活動を続けるアイドルもおり、右も左もアイドルで溢れている昨今の日本。アイドル戦国時代とも言われ、新しいグループが誕生しても埋もれてしまうような状況の中、熱い注目を集めるグループが絶賛布教活動中だ。

 新たなアイドルが産声を上げたのは、浄土真宗の宗祖とされる親鸞の教えを基本理念とする、大分県の東九州龍谷(りゅうこく)高等学校(以下、龍谷高)。充実した学校生活が送れるよう“一人一部活”を合言葉にする同校は、運動部・文化部・同好会含め40の部活動を有する。また年間行事も豊富で、体育祭や文化祭はもとより、クラスマッチ・映画鑑賞、花まつり・降誕会、福沢弁論大会など、名前だけでは想像できないイベントも多い。

 そんなユニークな龍谷高に務める同校の宗教教育主任・紅楪聖(こうばいしょう)教諭は、遂にはアイドルグループを発足させてしまったのだ。

 法事以外に、仏教が日常生活に根づいていない現状に心を痛めていた紅楪教諭は、“会いに行けるアイドル”AKB48に、民衆の中に入り布教を続けた宗祖・親鸞の姿を見たという。いたく感銘を受けた同氏の「高校生の瑞々しいパワーで悩んでいる人たちに力を与えよう!」という呼びかけにより、今年4月に誕生したのが、同校の女子高生で結成された“仏教系アイドル”NUM-NUM GIRLS(ナムナムガールズ)である。

 AKBグループの秋元康氏のポジションにあたる、グループ総合プロデューサーに紅楪教諭を迎えたNUM-NUM GIRLS。宗教部・聖歌隊のメンバー13人からなる同グループは、先月末、待望(?)の1stシングル「夏の終わりのナムナムタイム」(C/W:真宗宗歌)をDVDとの2枚組でリリース(同校および、本願寺出版ブックセンター・京都西本願寺内店頭販売)。さらに、今月27日には中津市にある西教寺にて「☆お寺ツアー 1st stage」も開催予定となっている。

 その話題性からテレビなど数々のメディアに取り上げられたNUM-NUM GIRLS。世間からの注目度も高く、「いいコンセプトだな」「こういうのは大いにアリ!」「なぜかわからんが、涙が出た」など好評だ。また、ファン(?)の間ではすでにアイドルグループではお決まりの“推しメン”探しも始まっている。ただ、メンバーの名前が不明なため、「(写真に写る)奥の1番右」「(動画の)ダンス中にいい顔してるこの娘」と曖昧になってしまっているのが残念である。

 若者の“仏教離れ”を阻止すべく立ち上がったNUM-NUM GIRLS。現役女子高生ならではの真っ直ぐな歌声で、今までにない“ナムアミダブツ”を日本中に轟かせることができるか。そして、アイドル戦国時代に名を残すことができるか!? アイドルである以上、くれぐれもイベントの際には、“仏頂面”の塩対応には注意してほしい。

親鸞(上) (講談社文庫)

親鸞(上) (講談社文庫)

活動は1年間限定の予定だそう

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