スマホゲーム『Pokemon GO』発表!! 良作の匂いに沸く一方、判断ミスを指摘する声も

1509_pokemongo.jpgYouTube内の「『Pokemon GO』 初公開映像」より。

 スマートフォン向けゲーム(以下、スマホゲーム)が中心になりつつある昨今のゲーム業界。どこでも手軽に簡単操作でプレイできるが、その反面、物足りなさや、課金システムに嫌悪感を抱くゲーマーも多い。そんな中、あの『ポケモン』までがスマホゲームとして登場することが発表され、賛否両論となっている。

 ゲームボーイから始まり、ゲームボーイアドバンス、ニンテンドー3DSなど、さまざまなハードで展開を見せてきた『ポケットモンスター』(以下、『ポケモン』/株式会社ポケモン)。当初は日本の子どもを中心に人気を集めたが、モンスター数720匹を数える今では、日本はおろか、世界中の老若男女に愛される育成バトルRPGと化した。そして、遂に『ポケモン』がネクスト・ステージへ……。

 今月10日、株式会社ポケモンが新事業戦略発表会を行い、iOS/Android用タイトル『Pokemon GO』を発表。2016年にサービス開始予定となる同作は、位置情報を利用して、現実世界のさまざまな地域に足を運ぶことでモンスターを見つけ、交換し、またバトルするという内容で、位置情報ゲーム・Ingressのようなゲームになるという。なお、今年他界しファンを悲しませた、任天堂の故・岩田聡氏とともに2年にわたり取り組んできたプロジェクトであり、任天堂、ゲームフリーク、Niantic Labs社と共同開発を行うとのこと。

『ポケモン』といえば、これまでも交換やバトルといった、人と人とのコミュニケーションの要素を大切にしてきたことでも知られる。『Pokemon GO』でもその要素を重んじ、さらにリアルとバーチャルを行き来しながらプレイできるということだ。

 公開されたばかりの動画を見たファンも、「早くゲットしてー!」「スケールがデカくていいな!」「やっと時代がポケモンに追いついたか」など歓喜。中には、「これで引きこもりが減るんじゃね?」「ようやく外に出る理由ができたようだ」といった声も見られ、“引きこもり防止作”になる予感すら漂っている。

 また、『ポケモン』ファンとして知られる“しょこたん”こと中川翔子も、Twitter(@shoko55mmts)で、「わああああポケモンgo!すごい!リアルワールドにポケモンが!つかまえたりバトルしたり交換したりするの?!地球がつながる!海外につかまえにいきたい! 動画すごいワクワクするのと後半のミュウツー様がみんなに狙われまくりに笑た!」と興奮気味にツイートするなど、喜びの声をあげるファンがいる一方で、嘆くファンも……。

『モンスターハンター』が『モンスターハンター エクスプロア』(カプコン)、『ドラゴンクエスト』が『星のドラゴンクエスト』(スクウェア・エニックス)と、人気シリーズの新作が次々にスマートフォン向けに登場している中での『Pokemon GO』の発表。従来のハードでのプレイを好むファンからは、「なんでスマホなんだよ」「良作の匂いがするコレを、3DSで出す判断が下せなかった時点で『ポケモン』はもう駄目だわ」「人気出たらコンシューマ版は売れなくなる。そして、開発資金もソシャゲに回されるスパイラルがポケモンにも待ってるな。マジ終わった」など、スマホ向けとなった同作に対し否定的だ。

 さらに、スマホゲームと言えば課金システム。『Pokemon GO』も基本利用料無料とはなっているものの、例に漏れず課金システムを採用している。「もしかして、モンスターボールすら課金して買うのか?」「課金ジャブジャブ路線になるのは避けられないだろう」「ポケモンバトルの勝敗が課金額で決まるなんてあり得ない!」といった不安視する声が上がり、また「子どもはどうすんだよ」「学校で金持ってこいとか始まりそう」と“子ども向けゲームに課金システムはまずいのでは?”“いじめにつながりかねない”と問題視する声も見られた。

“ガチャゲー”と揶揄されるほど、課金を促すようなゲームも多いスマホゲーム。そこへきて、『ポケモン』までスマホゲームに流れるとなると、ファンも不安を感じずにはいられないようだ。はたして『Pokemon GO』が、子どもも安心して遊べる新たな遊び方を提案することができるのか? 続報を期待して待ちたい。

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