ネタマンガ『お前はまだグンマを知らない』が地元Jリーグチームとコラボ!

1509_gunma.jpg『ザスパクサツ群馬』公式サイトより。

 去年3月に単行本1巻が発売され、じわじわと人気を集めつつある『お前はまだグンマを知らない』(新潮社)。このたび、同作と群馬県のサッカークラブ・ザスパクサツ群馬がコラボレーションし、ポスターが制作された。アニメ作品がJリーグチームとコラボを組むニュースはよく聞くが、よりによって『グンマー』ともコラボするとは、とファンや地元住民を驚かせている。

 かねてよりインターネット上で、「これが群馬」とどこの国かもわからない密林の写真をアップされたり、「群馬県の成人式の様子」と異国の原住民のお祭り(?)写真をアップされたりと、たびたび“未開の地・グンマー”とネタにされていた群馬県。

 それを逆手にとって描かれた『お前はまだグンマを知らない』は、「チバ県からグンマ県に引っ越すことになった主人公が、インターネットで“グンマ”を調べた結果、“地球上唯一残された秘境”“とりあえず一番いい装備で行け”などと書かれており、恐怖の中、グンマに向かう」というストーリー。一歩間違えれば群馬県を侮辱していように受け取られかねない作品だが、作者・井田ヒロト氏が群馬県高崎市在住のマンガ家であるためか、作中にも“グンマ”への愛が溢れ、読み手を魅了している。

 そんな『お前はまだグンマを知らない』が、J2リーグで奮闘中のザスパクサツ群馬のために一役買った。今月23日に開催される「明治安田生命 J2リーグ 第33節 ザスパクサツ群馬 vs ジュビロ磐田」に合わせ、オリジナルポスターを制作。群馬県内の書店を中心に、県内各所で試合当日まで掲出するという。また、同ポスターは試合当日、ザスパクサツ群馬オフィシャルグッズブースで1,000円以上購入した先着300名に配布。観戦チケットをマスコミブースで提示すれば、先着1,000名に5枚セットのポストカードもプレゼントとのことである。

『お前はまだグンマを知らない』ファン、ザスパクサツ群馬ファン、そして“グンマ”ファンにはたらまないイベントとなるが、やはりそこはグンマだ、「未だにサーベルタイガー狩ってるらしいし、しかもその牙をチンコカバーにしてるんだろ?」「謎の類人猿グンマーは実在した!ニッポン最後の秘境“群馬県”で未知の原始人を追え!!」などと早速ネタにされている。

 群馬県には、ザスパクサツ群馬の名でわかるように、草津温泉(ザ・スパ・クサツということ?)がある。また、井田氏の好きな伊香保温泉もある。動物が見たければ、群馬サファリパークに行けばいい。食べ物だってソースカツ丼、焼きまんじゅう、ひもかわうどんなど、魅力的なものばかりだ。そう、サーベルタイガー狩ってることもなければ、牙をペニスケースにすることもないのだ。

『お前はまだグンマを知らない』の意外な活躍に、北関東の栃木県や茨城県に住むと思われる人からは、「栃木もいじってほしいな」「U字工事が知名度上げちゃったから…」「日光江戸村とか、猿軍団とか、面白いとこいっぱいあるのに」や、「牛久大仏とか大洗とか、逆に邪魔なのかも」「茨城だって『ガルパン』があるからな!」など、羨む声強がる声も。いじられるだけ、グンマーは幸せなのかもしれない……。

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