ただの中2病か!? 元少年Aの自撮り写真に「20世紀少年の“ともだち”かよ!」の声

1509_Zekka.jpg『絶歌』(太田出版)

 1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件の「元少年A」を名乗る人物が、公式ホームページを立ち上げた。

 そこにはAのプロフィールのほか、6月に出版した著書『絶歌』(太田出版)を自画自賛する文章や、趣味で描いたというイラストが掲載されている。

 注目すべきは、A本人と思しき人物の合成写真。全裸でナメクジにまたがるものや、胎児のように丸まる写真が確認できる。だが、顔は地図記号風マークの入った黒の布を被っており“正体”はうかがい知ることができない。本人的にある種の不気味さを意識したものであろう。

 ネット上ではAに対する誹謗中傷とともに「正直怖い……」「またやるんじゃないか」という声が噴出している。

 だが、臨床心理士の1人は「文章の節々やアート作品を見てもわかる通り、完全な中2病」と断言した上で、次のように推測する。

「頭に布を被り正体を明かさない手法はイスラム国を連想させますが、布に入ったマークを見ると漫画『20世紀少年』の“ともだち”を意識したようにも見えます。彼自身が“ともだち”になりたいのではないでしょうか。漫画の読みすぎですね」

 浦沢直樹氏原作の人気コミック『20世紀少年』は、ウイルスによって人類滅亡の危機に瀕する地球を主人公のケンヂらが救うというストーリー。このなかで“ともだち”はラスボスとして描かれている。

 トレードマークは正体がバレないよう顔を覆う目玉マーク入りの白い布。コミックでは最後まで“ともだち”の正体は明かされなかったが、主人公ケンヂを「陽」をした場合、“ともだち”が心に闇を抱えた「陰」の人物であることは間違いない。

「Aのホームページにはメールフォームが設けられており、閲覧者とやりとりすることが可能。大多数は誹謗中傷でしょうが、なかにはAにシンパシーを感じ、Aを“象徴化”する人も出てくるでしょう。Aはそうした共感者を求め、自分だけの“ともだちランド”を築きたいのかもしれません」(同)

 世間を煙に巻くような文章、理解不能ななめくじアート……。それらを駆使し“異形の者”を演出しているAだが、実際は誇大妄想していた犯行当時の14歳の時となんら変わっていないのかもしれない。

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