「嘘だろケン!」“あの冨樫先生”が褒めた『レディ・ジャスティス』あっさり終了!

1509_ladyjustice.jpg「週刊少年ジャンプ」公式サイトより

 今年の「週刊少年ジャンプ(以下「ジャンプ」)」25号に突如現れた巨乳ヒーローマンガ『レディ・ジャスティス』が、今月7日発売の同誌41号にて連載終了となった。しかし、作者・荻野ケン氏の巻末コメントからは、悲しみどころか喜びが感じられ、ファンからも次に期待する声が上がっている。ただ、大多数のジャンプ読者はコメントに書かれた“あの冨樫先生”に目がいくようだ。

 2007年、『疾風姫 暁太刀風』で「ジャンプ」の月例漫画賞「JUMPトレジャー新人漫画賞」佳作(11月期)を受賞した荻野氏(当時、荻野健名義)。その後音沙汰がなかった同氏だが、去年、読切作品『レディ・ジャスティス 人生最悪の日』が「少年ジャンプNEXT!」に掲載され、同作を描き直し、満を持して「ジャンプ」にて連載開始となったのが『レディ・ジャスティス』である。

 同作は、幼い頃から力持ちの女の子がその力を利用し、犯罪都市・剛寒市(ごうさむ)の犯罪者を退治するヒーローマンガ。“気鋭が描く新時代のグラフィックアクション!!”と銘打たれているが、その実、際どい描写で少年たちを刺激する、エッチな作品だったりする。今月4日に発売された単行本1巻の帯にも、「日本よ、これが少年ジャンプの(H)ERO MANGAだ!!」と書かれているほど。というか、“(H)ERO MANGA”と表記するのであれば、“日本よ”ではなく“海外よ”では……。

 ただファンは、帯に書かれた自信に満ち溢れた言葉を信じ、「コミックス発行部数4億はいくな、これ」「セブン(イレブン)にも(単行本が)置かれてたぞ!」「この調子なら、1巻の印税で(荻野)ケンが一生食っていけそうで安心した」と歓喜した。

 しかし、単行本1巻発売日からわずか3日後、まさかの連載終了! 青天の霹靂だったファンは、「嘘だろ、ケン!」「アニメ化したら大化けしそうだったのにな」「今のジャンプは充実してるし、仕方ないよ」と落胆の色を隠せない。そんなファンの気持ちを知ってか知らずか、荻野氏は巻末に以下のようなコメントを残した。

「担当伝いに、あの冨樫先生から御褒めの御言葉を授かった…!必ず戻ってきます!<ケン>」


 これには終了を嘆くファンも、「冨樫が褒めたなら大丈夫。次に期待するよ!」「冨樫はケンに若かりし頃の自分を重ねて見たのかもな。2作目が幽白(幽遊白書)みたいにヒットする可能性もあるということだ。がんばれよ、ケン」と応援し、立ち直りを見せた。

 とは言え、『レディ・ジャスティス』を支持していたのは「ジャンプ」読者のごく一部であり、他の読者からは「レディ終了キター!」「やっと終わったか」など、終了を喜ぶ声が多数上がり、さっさと次の話題へ。

 むしろ多くの読者が食いついたのは、荻野氏のコメントに出た“あの冨樫先生”で、「褒めてる暇あんなら、さっさと描けや」「他人の作品なんか読まなくていいよ」「お前は早く連載しろ」など、腰痛を原因に『HUNTER×HUNTER』を1年以上休載している冨樫義博氏に対し、怒りを露わにした。さらには、「『レディ・ジャスティス』のどこに面白さを感じたんだよ、冨樫は」「ダメだ。冨樫はやる気どころか、マンガを見る目すらなくなった」と、冨樫氏と荻野氏の両氏を否定する声まで。

 腰痛のため、腰が重くなっている冨樫氏が『レディ・ジャスティス』のどの部分を褒めたのか知る由もない。しかし、“担当伝い”という言葉から、同氏が編集部や担当と関わっていると推測できるだけで、『HUNTER×HUNTER』を待つ読者は喜んでいいのかもしれない。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社)

レディ・ジャスティス 1 (ジャンプコミックス)

レディ・ジャスティス 1 (ジャンプコミックス)

日本よ、これが少年ジャンプの(H)ERO MANGAだ!!

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