「あの頃、私も少女だった……」かつての名作少女マンガが続々と復活! そのワケは!?

0905_fb.jpg「花LaLa online」『フルーツバスケット another』公式サイトより

 アニメ化25周年を記念して、劇場版アニメが今年12月23日から公開されることになった、さくらももこの『ちびまる子ちゃん』が、3日に発売された「りぼん」(集英社)へ2年ぶりに掲載。さらに4日には、「花LaLa online」(白泉社)で、高屋奈月の『フルーツバスケット』の新シリーズ、『フルーツバスケット another』が始動。9年ぶりの復活が、かつてのファンたちを喜ばせている。

 名作の復活が今年は相次いでおり、今年2月には、神尾葉子の『花より男子』の新シリーズ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』が、なぜか「週刊少年ジャンプ+」(集英社)で連載を開始。渡背悠宇の『ふしぎ遊戯』も「月刊flowers」(小学館)4月号から新シリーズ『ふしぎ遊戯 白虎異聞』の読み切りを掲載。7月には「りぼん」60周年企画の一環として、水沢めぐみの『姫ちゃんのリボン』、小花美穂の『こどものおもちゃ』、池野恋の『ときめきトゥナイト』の読み切りが掲載。りぼんっ子たちを感動させた。

 ただ、各作品タイトルの周辺を眺めると、劇場アニメや舞台化、周年記念といったマンガ外のプロジェクトとともに進行している作品が目立つ。目立った動きが確認されていないのは『フルーツバスケット』ぐらいで、『ちびまる子ちゃん』の掲載内容も、公開される映画を先取りしたもの。

 昨年から今年にかけて「20周年記念」を謳い、新アニメの製作や新公式グッズやコミック完全版の発売、ミュージカルと幅広く展開した『美少女戦士セーラームーン』と同様、小中学生の頃にこれらの作品に触れ、今は20~30歳代になっている元・少女たちのお財布を狙ったプロジェクトの一環なのかもしれない。

 それでも一世を風靡した作品たちだけに、目に触れれば懐かしいし、好きだったキャラクターを再び拝めるとなればうれしいもの。さらに少年向けマンガでは『キン肉マン』や『みどりのマキバオー』(共に集英社)といったリバイバル作たちが、当時を上回る勢いの熱い物語と展開を披露、元・少年の中年男性たちのハートを鷲掴みにしたりもしている。復活をとげた少女マンガたちの中からも、“あの頃”を越えるような勢いのある作品の出現に期待したい。

愛蔵版 フルーツバスケット 1 (花とゆめCOMICS)

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愛蔵版が今月から発売開始。懐かしい

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