ホラーゲーム『Until Down -惨劇の山荘-』の規制が手抜きすぎ!? 「これじゃZ指定の意味ないだろ……」

 8月27日に国内版が発売した、PlayStation4のホラーゲーム『Until Dawn(アンティル・ドーン)-惨劇の山荘-』の残酷シーンの規制が「雑すぎる」と批判が集まっている。

『Until Dawn(アンティル・ドーン)-惨劇の山荘-』は、ソニー・コンピュータエンターテインメントから発売されたホラーアドベンチャーゲーム。休暇を楽しむために雪山の山荘に集まった8人の若者を怪奇現象が襲い、正体不明の“何者か”による惨劇に見舞われるというストーリー。ハリウッドで活躍するスタッフをメインキャストや脚本に起用していることや、小さな行動や選択肢によって物語の展開や死亡する登場人物が変化する“バタフライエフェクトシステム”が話題を呼んでいた。

 本作はCERO Z(18才以上対象)なため、残酷なシーンも多く、「国内版では規制が厳しいのでは」という懸念の声が発売前から上がっていたが、その予感は的中。だが、その規制はカメラアングルを変える、一部を隠すといった一般的な規制ではなく、該当シーンになると“画面が暗転して音声のみになる”という、“手抜き”と思われても仕方ないものとなっていた。

 また、プレイした人に話を聞くと、その仕様によって、キャラクターがさまざまな死に方をするにもかかわらず、そのほとんどが暗転によって詳細がわからなくなっていたり、後半では暗転のしすぎで誰が死んだのかすらわからないシーンすらあるそうだ。

 この規制についてネットでも「暗転で済まそうとか手抜きすぎんだろ」「Z指定って何のためにあるの」「なぜ映画は許されてゲームが許されないのかわからない」などの不満の声が多数上がっている。確かに、Z指定で何が起こっているのかわからないほどの規制であれば、不満の声が上がるのも当たり前。しかし、今年の4月に発売されたPS4ゲーム『ダイイングライト』もZ指定であるにもかかわらず、敵の血の色が青汁のような色になっていたりと【編注:その後、パッチが配布され血の色は赤に変更された】、最近はゲーム規制が厳しくなってきたようにも思える。

 5月19日、参議院の文教科学委員会にて“残虐なゲームの規制”を求める質問がされたこともあってか、これからはゲーム規制がどんどん厳しくなる可能性も大きくなってきた。ゲームユーザーとしては極端な規制に走らないことを願うばかりである。

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