陰鬱な気分を満喫できるテーマパーク『ディズマランド』が期間限定開催中!

1509_disma.jpg『ディズマランド(Dismaland)』公式ページより。

 行けば陰鬱な気分になること請け合いのテーマパークがオープンしたという。ディズニーランドとは対極の体験を約束してくれる(!?)テーマパークとはいったいどんなものなのか……。

■思わず眉をひそめる“アート作品”の数々

 世界遺産にもなった軍艦島をはじめ“廃墟”の人気が続いている。廃墟や遺構などをめぐる「ダークツーリズム」なる言葉も生まれているが、もっと積極的に侘しさや寂寥感を味わえるテーマパーク(あるいはアンチ・テーマパーク)がこの「ディズマランド(Dismaland)」だ。

 イギリスの謎の覆面アーティスト、バンクシーが手がけたこのディズマランドは、イギリス南西部の保養地としても有名なノースサマセットの海岸沿い(ウェストン・スーパー・メア)にオープンした。もとは「トロピカーナ(Tropicana)」という観光保養施設があった場所で、閉館後長らく放置されていた建物などを再利用する形で作られたという。

 園内には様々な“陰鬱な”オブジェやエキシビジョンが設けられており、朽ち果てて廃墟と化したディズニーランド城を筆頭に、横転したカボチャの馬車の傍に横たわる事故死したシンデレラの死体と、それに群がりフラッシュを焚きまくって写真を撮るパパラッチたち、ナタを持った白衣の食肉加工従事者が待ち構えるメリーゴーランド、便器から飛び出したシャチの輪くぐり芸等々、思わず眉をひそめ、頬がヒクヒク痙攣しそうな“アート作品”の数々が荒涼とした施設内に並んでいるのだ。バンクシーほかにも、ダミアン・ハースト、ジェニー・ホルツァー、ジミー・カウティなどを含む17カ国の50人のアーティストの手による作品が展示されている。

 ここで働く従業員たちにも一切笑顔はない。入場口ではまるで空港の手荷物検査所のように事務的で素っ気ない対応で荷物を調べられ、なおかつ金属探知機でボディチェックされて入園すれば、園内にいるスタッフたちも高圧的かつ不遜な態度(!?)で来場客に対応。バンクシー自身「子供向きではないファミリーテーマパークである」とこの施設を自評しているほどだ(しかし5歳以下は入場無料)。ちなみにこのディズマランドは、5週間のみ開催する企画型テーマパークで、先日8月22日のオープンから最終日は9月27日。入場料は3ポンド(約600円)。意外なことに(!?)オンラインでのチケット販売は好調なようで、売り切れの日も続出しているようだ(ツアーは1日4回)。

東京ディズニーランド アニバーサリーズ

東京ディズニーランド アニバーサリーズ

こちらは夢満載のテーマパークです。

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