■森を駆け抜けるロボット兵士「アトラス」
一方、実際に軍事利用を目指したロボットの開発も着々と進んでいる。
グーグル傘下の軍事ロボット開発企業、ボストン・ダイナミクスは先頃、開発中の人型ロボット「アトラス」が森の中を自在に2足走行する姿を公開した。
身長約188cm、体重約150kgとスーパーヘビー級のアトラスだが、森の中のラフな地面をヒョイヒョイと駆け抜ける姿はいたって軽快そのもの。
軍事利用を想定したロボットとしては、4足歩行の軍馬タイプのロボットも開発されているが、手を別の用途に使えることや狭い場所での機動力などやはり2足歩行による利点は大きいという。
実は前出のロボット競技会「DARPAロボティクスチャレンジ」では、参加した2足歩行ロボットが転んでしまうシーンが予想以上に多く繰り広げられ、ネット上に転倒シーンを集めた動画が出回るほどロボットたちの“トホホ”な姿が話題になったのだが、今回のこのアトラスの動画はそんなロボットへの懸念を払拭するものになりそうだ。
ちなみにこのアトラスはボストン・ダイナミクスが新たに開発した2足歩行ソフトウェアで制御されているということで、メガボッツはこちらから技術供与を受けたほうがいいのではないかとも思ってしまうが、一部は軍事機密になりそうで無理かもしれない。ともあれ巨大ロボットが盛り上がる一方で、実際の“ロボット兵士”の開発も着実に進行中のようだ。
(文/仲田しんじ)
【参考】
・The Daily Dot
http://www.dailydot.com/geek/megabots-giant-robot-battle-kickstarter/
巨大ロボット“日米決戦”を前にメガボッツ2号機の強化計画が発表! ロボット兵士「アトラス」の開発も順調のページです。おたぽるは、ミリタリー、その他、アトラス、クラタス、メガボッツ、ロボット兵士の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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