――スク水で来る方なんて本当にいるのですか。
b:毎回数名いるんですよ。その人たちのためだけに設けているようなもんです(笑)。
■パッケージビジネスの崩壊と今後のOVERDRIVE
――話を最初に戻しますが、2015年はゲーム制作を中心に活動されていたということでしたが、具体的にはどんなことをされていたのでしょうか。
b:いまSteamを使っての海外市場の開発に力を入れているんですよ。以前、『Go! Go! Nippon!』という日本観光を美少女ゲームの雰囲気で楽しむゲームを開発したんだけど、これが7万本も売れたんです。だけど開発したのが結構前だったんで、情報を新しくした2015年度版みたいのをいまは再開発してるんです。
――国内向けに新作の開発はされていないのでしょうか。
b:まだなんとも言えないですね。『Go! Go! Nippon!』が終わったら国内向けの開発になるとは思います。
――『Go! Go! Nippon!』は全年齢ですが、国内向けはやはり18禁になるのでしょうか。
b:18禁である必要があるかどうかは要検討中です。いまってアニメやラノベのほうがかえってエロかったりするでしょ。だからあえて18禁にする理由が正直ないんですよ。
販売方法についても検討中です。いまって違法ダウンロードや海賊版でパッケージビジネスがほぼ崩壊してるでしょ。だからぼくらはクラウドファンディングで資金調達をして、支援してくれる人にはパッケージ販売をしたり、いつもよくしてくれる店舗に一部卸すとかりしたりして、それ以外の方はダウンロード販売にするかもしれません。
――販売の主流は今後ダウンロードになるとお考えですか。
b:でしょうね。PCゲームってフロッピーからCD-ROM、CD-ROMからDVDとメディアが変わってきたじゃないですか。今はDVDからダウンロードという変遷期なんじゃないかな。
――Steamでの販売に手ごたえを感じられたようですが、海外市場は実際にあると思いますか。
b:現状だと市場を育てているという感じだけど、希望は持っていますよ。
――最後にmilktubの今後の活動と目標を教えてください。
b:来年25周年なんで、アルバムを出したいかなと考えているんです。アイデアはあるんですよ。25周年にかけて、25曲入りするか25枚組にするのか(笑)。年内のライブは抱枕奇祭のみなんだけど、このライブで色々と来年に向けた発表ができると思います。
それと、抱枕奇祭やディナーショウとか、こういったイベントをたくさん企画しているんだけど、地方に住んでいるファンはなかなか参加できなかったりするじゃないですか。だからニコニコの公式チャンネルを立ち上げました。有料になってしまうんですが、10月よりライブ配信をしたり、色々ゲストを呼んだりしてエロゲー業界の闇を暴いたりしようかな(笑)。
milktubの目標としてはいつか武道館でライブをすることですかね。でもその前に抱枕奇祭を成功させないと。だから年末にはぜひ来てほしいです。見たことない景色を見せてやるんで。
(文/構成=Leoneko)
【アンチノック30周年企画 抱枕奇祭2015】
2015年12月06日
チケットの購入やその他詳細
http://kisai2015.peatix.com
【bambooディナーショー】
2015年10月17日(土)
チケットの購入やその他詳細
http://t.livepocket.jp/t/bamboo-dinnershow2015
【ニコニコチャンネル「STUDIO696チャンネル」】
http://ch.nicovideo.jp/STUDIO696
エロゲー界の一大奇祭「抱枕奇祭」開催決定! でも最近ゲーム作ってんの? bambooにきいてみたのページです。おたぽるは、インタビュー、PCゲーム、ゲーム、その他、音楽、美少女ゲーム、OVERDRIVE、milktub、キラ☆キラ、インタビュー、STEAMの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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