最後に意地を見せた小島秀夫──『メタルギア』最新作、海外メディアレビューで最高評価!

1508_metalgear.jpg『METAL GEAR SOLID V:THE PHANTOM PAIN』公式サイトより。

 いよいよ来月2日に発売となる『METAL GEAR SOLID V:THE PHANTOM PAIN』(以下、『MGSV:TPP』/コナミデジタルエンタテインメント)。全世界待望の「メタルギア」シリーズの新作発売に先駆け、『MGSV:TPP』プレイステーション4版のレビューが、海外ゲームメディアで解禁となった。今月24日時点での評価は平均点数95点と非常に高く、この発表にファンは小島秀夫氏にあらためて賛辞を送っている。

“ステルスゲーム”というジャンルを世に広めた『METAL GEAR SOLID』(当時、コナミ)。「不必要な戦闘を回避し、敵に見つからぬよう進める」という画期的なゲーム性が受け、現在までに11作(『MGSV:TPP』は12作目)がさまざまなハードから登場している。

 そんな「メタルギア」シリーズの中枢を担うのが小島氏。長きにわたり、同シリーズを手掛けてきた小島氏だが、今年3月、同氏率いる小島プロダクションがコナミデジタルエンタテインメントの公式サイトから消え、「クビか?」「嫌な予感しかしない」など、ファンを不安にさせた。そして先月、スネーク役を務める声優・大塚明夫氏が自身のTwitter(@AkioOtsuka)で、「コジプロは解散させられてしまったが、チームの奮闘により作品はどうやらほぼ完成となった……(中略)……これが最期になったとしとも…MGS は不滅です!」と、小島プロダクションの解散を告げ、ファンを落胆させた。

 最高得点100点満点をつけたメディアすら存在する『MGSV:TPP』の評価に対し、ファンは「小島の遺作か」「小島も有終の美で良かったな」「最後に意地を見せたな、小島」など、悲しみと共に小島氏を祝福した。

 しかし中には、「ちょっと高すぎないか?」「香典みたいなもんでしょ。いくら外人でも死体は蹴れない」と、“最後と知った上での評価”と疑うファンも見られた。

 なお、今回発表された『MGSV:TPP』のレビューは、あくまでプレイステーション4用ソフトのみの評価で、他にもプレイステーション3、Xbox One、Xbox 360、PC用として発売される。見事“有終の美”を飾る作品となったのか、プレイする日を楽しみに待とう。

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